ムスカリ;結香(ユリ科)花言葉は、夢にかける思い・中国南部からヒマラヤにかけて自生すつ落葉低木。ジンチョウゲ科、ミツマタ属、高級和紙の原料として渡来した。三叉状に枝分かれしてゆくことから名前の由来である。〈三又状に枝分かれしてゆくことが名前の由来である。〈光椏や首垂れて花盛 普 羅>の句があるように、筒状の白濁黄色の小花を球状に集めて下垂状に咲く。葉に先立って開く淡黄色の花は、目立つような華やかさはないが、趣のある花として好まれる。漢名黄瑞香というのは、沈丁花(瑞香)に花が似ているからである。「三椏や皆首垂れて花盛り 前田普羅」「三椏の咲くや泉声沢を落つ 水原秋櫻子」「三椏の花雪片の飛べる中 山口青邨」「家系亡びて三椏の花盛り 鷲谷七菜子」「三椏の花が三三が九三三が九 稲畑汀子」「知恵かがやかに三椏は雨の花 桑原まき子」「三椏の花をみにゆく板の橋 辻田克己」「みつまたの花だんまり屋はにかみ屋 田邉香代子」「三椏の蕾礫びかりかな 山西雅子」「三椏や子連れ夫婦の笑む如く 河合由二」「三椏の花のつめたき雫かな 島谷征良」「三椏の蕾きんいろ雨ぎんいろ 廣川 公」「雨の中花三椏は濡れもせず 西牧トキ子」「三椏の花の影濃き五合庵 城間信子」「三椏の花原始林入口に 大塚光代」。(結香の花しばらくありて風わたる ケイスケ)。