ユキノシタ(ユキノシタ科)花言葉は、切実な愛情;純愛。ユキノシタ科の常緑多年草で、山野の日陰で湿った場所に自生。庭に植えられルことも多い。紅紫色の走出枝を出して繁殖する。葉の表面は緑色で赤い毛が生える、裏面は紅紫色。五~7月頃、20センチの茎の上部に五弁の小花の総状花序をつける。上三枚の花弁は小さく、下二枚は垂れる。黄色と紅色の斑点が美しい。葉は薬用.食用。「雪の下名のらで寒し花の色 越人」「日さかりの花や涼しき雪の下 曇舟」「六月をしづめてさくや雪の下 東以」「六月をしづめてさきや雪の下 東以」「ふもと井や湯女につまるるゝ鴨足草 飯田蛇忽」「山の井に影こそ沈む雪の下 松尾いは穂」「歳月やはびこるものに鴨足草 安住 敦」「母逝かす大事にこれなし鴨足草 上田五千石」「水湧いておのっから雪の下 福村青威」「鈴杖の地を叩き過ぐ鴨足草 嵐草慶子」「佃島古い路地なりゆきのした 大江耐女」「前世より淋しく生きて鴨足草 伊藤通弘」(雪の下名のらで寒し花の色 小野瑞枝;日さかりの花や涼しき雪の下 小野謙治。
ガーベラ;花言葉は神秘;一家団欒。キク科ガーベラ属の多年草。明治末期の渡来とされるが、南アフリカ原産のいくつかの近縁種の交雑にいる園芸植物で、鉢植え、切リ花として愛される。高さ30㎝くらい、切レ込みのある葉を広げ、中心部から花茎を出して頭上花をつける。赤、橙系が多いが、色形ともに変化に富むものが作りだされている「明日の日の華やぐ如くガーベラ挿す 藤田湘子」「ガーベラや鷗外漁史に恋一つ 矢島渚男」。(青梅雨明の瑠璃戸明るく港見ゆ 小野瑞枝;草の穂や鉄路の柵に傘を干し 小野謙治)