スイカズラ科「しのぶの常緑蔓性本。山野に自生。果は冬も枯れないの「で忍冬」呼ばれる。「初夏に、葉のつけ根に二つずつ並んで細い筒形の半をふぃらく。上部が五つに裂け芳香を放ち、吸うと葛の名がついた。はじめに白く、のちに淡黄色に変わるので金銀花ともいう。「忍冬の花のうちからむくまでかな 白雄」「有らば有れ多きは卑し金銀花 太筑」「忍冬の花折りもちてほし 後藤夜半」「忍花の花こぼせしる言葉かな 後藤比奈夫」「森に摘む薬酒づくりの金銀花 富山青斥」「すひかずら波郷を知らで波郷門 渡辺和夫」「すひかずらすればすばほのと恋心赤沼淑子」「抱卵のくらがりへ垂れすいかずら 岩崎嘉子」。(今日から入梅。小野謙治;梅雨深く港の音を包みおり;小野瑞枝)