心の色を探して

自分探しの日々 つまづいたり、奮起したり。
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大人げない

2011年11月05日 | ほんのすこし
子どもっぽい人っているなぁ。子どもっぽいって表現は 少し「可愛らしい」と感じる部分が入ってる気がする。
「あなたって子どもっぽいところあるよね?」と言うときの気持ちは 批判するというより「わたしには無理だけど、可愛いところがあるよねぇ~」といった気持ちが多分に含まれているようだ。わたしが言う場合だけどね。

それが「大人げない」人だと表現した場合は かなりニュアンスが違ってくる。そういう気持ちにさせる相手に遭遇した場合、どうもいやぁな気分が残る。
大人げない行動の一つに 自分が気に食わない相手にはあいさつをしない ということがある。簡単にいえば 無視する ということだけどね。
わたしは この行動が「大人げない」部類に入ると思っている。

最近 そういう場面に出くわした。かなりカチンときた。だけど 後で思った。カチンとくるわたしだって 十分「大人げない」のかもしれないねと(笑) 
午前中 雑誌にあった『論語』についての対談を読んでいて、わたしの意識はまだまだ まだまだ 発展途上にも言ってないなと反省した。いちいち人の行動に目くじらたてて思うこと自体 大人げないのだ(笑)
同時進行形で向田邦子の『暮らしの愉しみ』という本も開いた。美味しそうな料理と器、向田さんの軽快な文章 そして妹さんの文章にも魅せられた。「ままや」というお店はもうないらしいが、ままやで板前を20年も続けていた中道さんが新橋に『向嶋」というお店を開いている。そこでは「ままや」のメニューをそのまま味わえるらしい。向田さんが好んだという揚げだし豆腐をぜひ食べてみたいものだ。
さらに三・四冊目。『老よ ありがとう』『おかげさまのどまんなか』東井義雄著
これらが無造作にコタツの上に置かれている。前は一冊を読みあげるまでは次の本に手が届かなかったが、最近はそのときの気分で コロコロと手に取るものが違い、読破し終わるのに時間がかかる。小説ではないからだろう。そういえば 小説を読むということがなくなった。今 あるものといえば向田邦子の『思い出トランプ』文庫本かな。それだって短編集だしね。長いものを読もうという気力がどんどん失せている。そのうち夢中になって読める本に出くわすだろう。焦ることはない(笑)

ところで ずっと頭の中であぁでもない こうでもないと色を考えていたが、途中で描くのをやめていた絵を出してきた。今日は その絵に新しい色を重ねた。思い描いていた色具合とは全然違ったが、それでも今まで重ねたことのない色で、新鮮な気持ちになった。大野くんが 自分の絵をソファに座ってじっと眺めているときが一番しあわせな瞬間だと思っているらしいが、到底及ばないけど なんとなくわかる気がする。誰に認めてもらわなくても(認めてもらうもらわないということ自体なくて)自分が満足できるものが描ければなぁと思う。
頭の中に描いた世界が 絵になって出来上がれば・・・こんな嬉しいことはないと思える。