心の色を探して

自分探しの日々 つまづいたり、奮起したり。
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「付き合い方」ということを考えた日

2011年11月23日 | ほんのすこし
昨日は朝から雪で、午前中はとても寒かったのですが、午後には日が差してきて、一昨日よりは寒さが和らいだ感じでした。久しぶりに 夕方 母を温泉に連れて行き ゆっくりとした時間を過ごせました。

サウナに入ったときに サウナの常連さんたちが地元の方のことを話していて その人は湯殿に腰掛けていたのですが、その人がサウナの外にいるから聞こえないと思っているのか あぁでもないこうでもないと三人で話すのを聞いて そういう見方をされていたのか・・・と。
笑うととっても可愛い感じになる方ですが、サウナの方たちは睨まれている とか 威圧感がある とかと受け止めているようでした。

帰りがけ 母にそのことを話して知らせると 母が 
「自分のこともどう思われているかわからないねぇ」と言うので、
「どう思われているかなんて、言われないとわからないし、聞こえてこないなら知らんぷりするのが一番だよ。」と言うと
「そうだな、それが一番だな」と母も納得した様子。
温泉では 当たり障りのない話をするのがお互いに気持ち良く過ごす鉄則?のようなものだと以前母に言われていたので わたしは他の人の悪口になるようなことは極力避けるようにしています。
それにしても 一方的にその人を決めつける見方を自分もしていないかなと反省にもなりました。その人はとても面倒見もいいし、体格がいいので威圧感があると感じるところもあるかもしれませんが、サバサバしていて気持ちいい方だとわたしは思っていたのです。

きっとサウナの方たちにとっては苦手なタイプなのでしょうね。

もう一つ気になったことがありました。
わたしはよく湯殿に腰掛けて ぼーっとしているのが好きなのですが、昨日は同じような感じで ずっと腰掛けていた方がいました。しかもその時間が半端じゃなく長い。あまり長いので なんとなく気になってしまいました。その方はまだ若そうな方でしたが、何か考え事があるのか ずっと不機嫌そうな雰囲気でした。あるいは単に不機嫌に見える方なのかなとも思いました。
わたしに構わないで!といった雰囲気が漂っていました。
思えば 温泉って ひとりの時間を楽しむために来るようなところもあります。わたしの場合は母と来るので その意味では違いますが、中にはひとりを満喫したいと思ってくる方も。その方も そうなのかなとも思いました。でも なんとなく違うような気もしたのです。
悩みを抱えている人はたくさんいます。その悩みをどこかで吐き出したいと思っている方も なかなか吐き出せないものです。聞いてくれるだけでいい そういう人が周りにいたら、少しは気持ちが楽になる気がします。もしかしたら そういう悩みを抱えた人なのかな・・・とか あれこれ思ってしまいました。

全然話をしたことも 挨拶を交わしたこともない人なのに 昨日はとても気になった人でした。

そうそう もう一つ。
ワンディに来てくださったお客様。その方は楽しいお話をするのですが、知り合いが後で来て、ずっと会話が途絶えなかったのです。わたしはおしゃべりが苦手で 話を聞く側なのですが、話題が豊富っていいなぁと思ってしまいました。Tさんは 友人によくダメ出しの言葉を言うそうです。
「○○、それだば ダメだべ!」「何やってるの!」とか、もっときつい口調でも言うそうです。
でも Tさんが言っても 多分相手は『自分のことを心配して言ってくれている』とわかっているような雰囲気があるのです。それはTさん全体からにじみ出ている優しさだと思えます。どんな強い言葉でも ○○さんのことを思って言ってあげたのだとわかるのです。
なぜ そう感じたかというと、Tさんの終始 明るい表情。話すときの目の優しさ。それがなんともいえず 柔らかで、この方がこの口調できつく言ったとしても きっと相手は気持ちよく受け止めるだろうなと思えるからです。

やっぱり面と向かって言うのが一番です。話すときの相手の気持ちが伝わるからです。本当に相手のことを思って 心配して言ってくれているのかがわかるからです。自分可愛さに相手を非難するというのではなく、相手のしていることが良くないことだと教えたいという気持ちだということ、それが相手に伝わる それにはお互いに見て言うのがいいんだと 彼女の話を聞きながら思いました。
だから彼女はダメ出しを言わずにいられない○○さんとも長く付き合ってこれたんだなと。

人との付き合い方・・・この年になってもまだまだ勉強不足だと感じます。