夜中の空気は 肌に寄り添う。
日中のあのけだるくまとわりつく暑さに比べたら 少しはましなくらいか。それでも熱帯夜と言われるほどの夜なら 寝苦しくて起き出す気になるのも当たり前か。
薄手のパジャマを着たまま 背中が悶々と暑苦しいベッドから 重い体をうんとこさと上げて ゴロリとテレビの前に横になった。少し部屋の中がクールダウンしている?
テレビをつけていると もう少し暑く感じる。今は何の音も聞こえず、全く音のない世界だ。時折 冷凍庫の氷ができる音だけが やけに甲高くガタガタと聞こえる。
カーテンをそっと開けて 外を見る。外も静かだ。昼に見えるはずの向かいのトタン屋根が月の弱い光を浴びて 鈍く光っている。
静かだ。向かいの家の住民も 階下の住民も上の階の住民も みんなみんな寝入っている。
今 わたしという人間がこの世にたったひとりでいる。
夜。
昼のあの音で溢れている世界は どこに行ったのだろう。
昨日の疲れが 重く肩にのしかかる。一日の疲れが 次の日やその次の日までも取れなくなってから久しい。若さとは もう関係ない時代に入ったなと思う。
無理ができない体、その体と仲良くしながら 日々を過ごす。たまに無理したくなることも出てくるが、そんなときは 充実感を味わえるから良しとしよう。
夜です。
なんという静けさなのだろう。
キーボードを打つ柔らかい音だけが耳に残る 今夜は眠りたいけど 眠るのが惜しいような そのくらい静かな夜です。
日中のあのけだるくまとわりつく暑さに比べたら 少しはましなくらいか。それでも熱帯夜と言われるほどの夜なら 寝苦しくて起き出す気になるのも当たり前か。
薄手のパジャマを着たまま 背中が悶々と暑苦しいベッドから 重い体をうんとこさと上げて ゴロリとテレビの前に横になった。少し部屋の中がクールダウンしている?
テレビをつけていると もう少し暑く感じる。今は何の音も聞こえず、全く音のない世界だ。時折 冷凍庫の氷ができる音だけが やけに甲高くガタガタと聞こえる。
カーテンをそっと開けて 外を見る。外も静かだ。昼に見えるはずの向かいのトタン屋根が月の弱い光を浴びて 鈍く光っている。
静かだ。向かいの家の住民も 階下の住民も上の階の住民も みんなみんな寝入っている。
今 わたしという人間がこの世にたったひとりでいる。
夜。
昼のあの音で溢れている世界は どこに行ったのだろう。
昨日の疲れが 重く肩にのしかかる。一日の疲れが 次の日やその次の日までも取れなくなってから久しい。若さとは もう関係ない時代に入ったなと思う。
無理ができない体、その体と仲良くしながら 日々を過ごす。たまに無理したくなることも出てくるが、そんなときは 充実感を味わえるから良しとしよう。
夜です。
なんという静けさなのだろう。
キーボードを打つ柔らかい音だけが耳に残る 今夜は眠りたいけど 眠るのが惜しいような そのくらい静かな夜です。