心の色を探して

自分探しの日々 つまづいたり、奮起したり。
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夕暮れは

2012年10月19日 | ほんのすこし
昨日 ディサービスから帰った母が窓を見て なんか赤くないかい?というので
おかしいね この時間に・・・と言いながら はっとしてスマホを手に外に。
そこには夕暮れの西の空が 真っ赤になっている様子が。

本当はもっと空の青い色が見えていたのですが、写してみたら 青があまり見えなくてこんな画像です。
西の空が

こうなのに対して 振り向いた東の空は



こんな感じです。

同じ空でも 見る時間帯によって真っ二つ。こんなにも違うんですね。

見る角度って大事だなと思います。
いつも同じ角度でばかり見ていると その景色に慣れてしまいます。たまには別の角度から「そのもの」を見るのは 時には新鮮で 時には新たな発見を与えてくれます。わたしにもきっとこういう別の見方が必要なのかもしれません。
人を見る角度も同じだと思います。一度 この人はこういう人だという思いこみを自分自身に刷り込んでしまうと 他の機会に会っても その刷り込みのままその人を見てしまいがちで、本当のその人全体を見ていることにはなっていない、それに気付かずに 大切な出会いを逃していることが 人生には多くあるように思います。

これまで出会ってきた人たち 言葉を交わすことが出来た人 交わさずに終わった人、色々いますが、見た目だけで遠ざけてしまった人もいたのではないかと 最近思うようになりました。きっとわたしのことも見た目で苦手な人だと思っている方がいるかもしれません。全然話もしていないのに・・・。
だから 努めてどんな方でも 目が合ったら 微笑むようにしようと。先日 ある量販店に行ったとき レジの女性が「こんにちは」と言葉をかけました。わたしも思わずにこっとして「こんにちは」と答えました。そのとき、なんだか気分がいいぞと感じました。
あれ?レジでこんな風にこんにちはって言ったことあったっけ?多分 ないと思います。知り合いだったら 声をかけますが、全然見知らぬ人にレジで声をかけるってことほとんど無かったのでは?
そういえば コンビニに入ったときに「こんにちは!」と声を掛けられますが、なるべくわたしも「こんにちは」と言い返すようにしています。でも自分の方から声をかけたことはありません。ニコッとするのは 結構やってきたのですが、声をかけるまではなかったなぁ。終わったあとの「ありがとうございます」はあるのに。わたしもまだまだだなぁ・・・

挨拶するって 大事なこと。わかっているのになんだか忘れていた気がしました。
温泉に行ったときに 知り合いに挨拶するのは毎回やっていますが、この間は帰りぎわ 玄関で全然知らない男性に挨拶しました。その方 ちょっとびっくりした顔をされましたが、ニコッとして挨拶を返してくれました。別に挨拶しよう挨拶しようって意識してかけたわけではないのですが、何気なく口に出たのです。そういう何気ないことに相手が応えてくれるとこちらが嬉しくなるってこと感じました。

挨拶したときに相手が返さないときもありますね。そういうときは 聞こえてなかったんだな とか、自分に言われたと思っていないんだな とか、照れくさいんだな とか 思うようにします。そう思うと別に気になりません。何回か出会うと 必ず挨拶を返してくれるからです。温泉のときは特にそうです。これも裸の付き合いってことでしょうか(笑)

何カ月も温泉に行かない母のことを必ず誰かが安否を聞いてきます。これも忘れてくれていないなと嬉しい気持ちになります。来年になったら元気な母を連れて行けると思っているので わたしも笑って答えることができるのです。これが母の具合が悪いと 笑って答えることは難しいかもしれません。
この世は だれかとつながっている。人は生まれてきたときからひとりではないの。生まれてきた瞬間 産んでくれた母とその母につながる先祖 ずっとたくさんの人に囲まれて生きているのがわたしなのだ。そして周りにどんな人がいるかというのを選んできたのもわたしで、今の境遇にいるのもわたし自身が選んできた結果なのだということ。
さらに どんな場所でもどんなときでも やるべきことがわかっていれば大丈夫なのだと。

そんなことをつらつらと思いながら 夕暮れの空の変化を味わっていたわたしです。