見上げると空は ほのかに赤みが残っていた。
飛行機の白い煙がまっすぐに北西の方向に伸びていた。
少し赤みを残す空の色は これから蒼さが増し 群青色に染まるのだろう。やがては漆黒色に近くなり 夜のとばりはこの世界を覆っていくのだろう。
何度 この空を見上げたことだろう。そのたびに二度と同じ空に出会うことはないと思う。そして 今日という日もわたしの人生の中で二度と訪れないだろうと思う。そんな大事な一日をなんとなく過ごしてしまう自分がときどきいて、空を見上げたときに自分の情けなさを思ったりする。反省ならサルにだって出来る!とは かなり前のCMだったか・・・この言葉 これまで何度自分に言ってきたことだろう。
地面ばかり見て 頭を下げているときもあった。空を見る余裕がなかった時があった。
でも 時はいいものだ。時間がひそかに過ぎて行くと 地面を見ていた自分が 空を見上げるようになり、空を見る楽しさや喜びを素直に味わっていることに気が付いていく。本当に 時が過ぎるというのはいいものだ。
春めいてきたこの頃、微妙に空も変わりつつあるなと感じる。今日はそれでも朝から変な天気で、寒いのかわからない。朝から外に出ていない。あぁ 燃えるゴミを出しに一度だけでたなぁ・・・なんとなくけだるい感じで コタツに入りながら読書三昧。本当はやるべきことがあるのに、昨日から読み始めた本を途中でやめることが出来なくなっていることに気付いた。朝早く 読み始めた本の先がどうにも気になって眠っていられなくなったのだ。最初はベッドの中で読んでみたが、やっぱり起きて読もう!と5時半に起き出し それでも朝の日課の新聞読みと切り抜きは先にすませておこうと。たっぷりとインスタントコーヒーを入れた。
いつもは起き出すと同時にパソコンの電源をいれるのに 今日はそんなことには目もくれず(笑)
読む態勢を整えて 準備は万端!
あぁ・・・なんということだろう。読み終えてしまったじゃないか。コタツに入り たまには足を出し、最後にはコタツを抜け出し ゴロゴロと。
ほんとは お昼から出かけていこうと思っていたのだ。仕方がない。明日に回そう。明日は必ず行かなくては。約束がある。今日は 必ずしなくてはならないことがある。母の注射。気合を入れてやらなくては(笑)
それにしても『モンスター』百田尚樹著。帯に「美しさとは何か。男の本音は?「女性に読まれたらマズい!」という男性読者が読出中! と書かれていて 面白そうだなと手にしたのだが。これって逆じゃない?「男性に読まれたらマズい!」じゃないの?と思いながら読み進んだ。
エピローグの最後の言葉まで しっかり楽しんだ。今日はこの本を読み終えるためにあったのだ、きっと。
今日の空は 全体が薄いグレーというより濁った白で覆われている。他に何も無い。心なしか寂しい雰囲気が漂っている。でも 見えない先に青く澄んだ色がきっと広がっているのだろう。
飛行機の白い煙がまっすぐに北西の方向に伸びていた。
少し赤みを残す空の色は これから蒼さが増し 群青色に染まるのだろう。やがては漆黒色に近くなり 夜のとばりはこの世界を覆っていくのだろう。
何度 この空を見上げたことだろう。そのたびに二度と同じ空に出会うことはないと思う。そして 今日という日もわたしの人生の中で二度と訪れないだろうと思う。そんな大事な一日をなんとなく過ごしてしまう自分がときどきいて、空を見上げたときに自分の情けなさを思ったりする。反省ならサルにだって出来る!とは かなり前のCMだったか・・・この言葉 これまで何度自分に言ってきたことだろう。
地面ばかり見て 頭を下げているときもあった。空を見る余裕がなかった時があった。
でも 時はいいものだ。時間がひそかに過ぎて行くと 地面を見ていた自分が 空を見上げるようになり、空を見る楽しさや喜びを素直に味わっていることに気が付いていく。本当に 時が過ぎるというのはいいものだ。
春めいてきたこの頃、微妙に空も変わりつつあるなと感じる。今日はそれでも朝から変な天気で、寒いのかわからない。朝から外に出ていない。あぁ 燃えるゴミを出しに一度だけでたなぁ・・・なんとなくけだるい感じで コタツに入りながら読書三昧。本当はやるべきことがあるのに、昨日から読み始めた本を途中でやめることが出来なくなっていることに気付いた。朝早く 読み始めた本の先がどうにも気になって眠っていられなくなったのだ。最初はベッドの中で読んでみたが、やっぱり起きて読もう!と5時半に起き出し それでも朝の日課の新聞読みと切り抜きは先にすませておこうと。たっぷりとインスタントコーヒーを入れた。
いつもは起き出すと同時にパソコンの電源をいれるのに 今日はそんなことには目もくれず(笑)
読む態勢を整えて 準備は万端!
あぁ・・・なんということだろう。読み終えてしまったじゃないか。コタツに入り たまには足を出し、最後にはコタツを抜け出し ゴロゴロと。
ほんとは お昼から出かけていこうと思っていたのだ。仕方がない。明日に回そう。明日は必ず行かなくては。約束がある。今日は 必ずしなくてはならないことがある。母の注射。気合を入れてやらなくては(笑)
それにしても『モンスター』百田尚樹著。帯に「美しさとは何か。男の本音は?「女性に読まれたらマズい!」という男性読者が読出中! と書かれていて 面白そうだなと手にしたのだが。これって逆じゃない?「男性に読まれたらマズい!」じゃないの?と思いながら読み進んだ。
エピローグの最後の言葉まで しっかり楽しんだ。今日はこの本を読み終えるためにあったのだ、きっと。
今日の空は 全体が薄いグレーというより濁った白で覆われている。他に何も無い。心なしか寂しい雰囲気が漂っている。でも 見えない先に青く澄んだ色がきっと広がっているのだろう。