「えっ一生?!」
母が目をまんまるくして 先生の顔を見た。
2月から 新しい治療法にトライできるかどうかの検査を数々してきて 昨日はその検査結果を伺う診察日だった。長く待って ようやく担当の先生にお目にかかることができた。母は土曜から風邪気味で ついでに呼吸器内科も受診するつもりだった。
先生がおっしゃるには 母の病気は悪くなることはあっても良くなることはないらしい。しかも このままだと首の骨もいつポキンとなるかわからない、病気の進行がどのくらい進むかわからないが 危険性は高いらしい。新しい治療法を継続することで その進行を遅らせることができるという。
で その治療法なのだが、週一での注射か 月一での点滴があり、それを一生続けなくてはならないということだった。
一生 という言葉を先生が言うのを聞いて 母は面喰ったらしい。まさか一生だとは・・・
母が「えっ一生?」というので 先生が「○○さん、一生といってもね 今 生きているのはおまけみたいなもんなんですよ。ここまで生きてこれたのが奇跡に近い。」とおっしゃった。
それを聞いた母が はっと気が付いたらしく我に帰ったような感じだった。寝たきりにならないですむならこの治療法にかけてみるか・・・で、どちらを選ぶ?と言われ、またまた母の悩みができた。先生のまえであれこれ悩むが、中身を聞いてみると 注射は血管注射ではないということ、点滴よりは間質性肺炎に影響する確率が少ないようだということ、自宅で投与できるのでわざわざ病院に足を運ばなくてもよいということなどなどがあった。母は手が不自由なので わたしが投与しなくてはならないことになる。母はそこに不安を感じてるようだった。何度も「この人(わたしを指差し)は虫もこわがるじくなしだから、注射なんてできるかどうか・・・」と言う。
仕方がないので わたしが
「母さん わたしがやるって。大丈夫だから」と。
先生が「ちゃんと できるように何回か来てもらって指導するから」と笑って言ったので、少し安心したようだ。
その後 看護士さんが丁寧に説明してくれて スターターキットなるものをいただいてきた。後二回通って その後は自宅で本番になるようだ。
この治療法ができてからまだ10年ぐらいしかたっていないという。戻ってから母が
「テレビではいつだったか見ていてわかっていたんだよ。たしかあのときは点滴だったけど。ただ治療できる人とできない人がいるっていっていたから まさか自分ができる方の人だなんて思ってもいなかったからねぇ」と言った。さらに
「先生に一生続けなくちゃいけないって言われたとき びっくりしちゃってねぇ。あのときは 注射をこれから30年も続けていかなくちゃいけないのかって思って。でも よく考えたら、これから30年も生きてるわけないし、せいぜい生きてても何年かだろ?それくらいなら まぁいいかなと思ったよ」
と言った。
母 現在80歳。
あと30年生きたら 110歳!(笑)たしかに・・・無理かも・・・いや それまででも長生きしてほしいね。
そのうちまた 新しい治療法が開発されて 週一の注射も別のやり方に変わっていくかもしれないしね。
医学の進歩はすごいね。
ねぇ母さん、寝たきりでこれから過ごすより 週一の注射(決められた曜日、注射の守らなければならないことも多々あるけど)を我慢するだけで 自分で食事ができて自分でトイレに行けて 自分で歩けて・・・自分でできることがまだまだある状態の方が なんぼいいんだか!母さんのことだもの きっとわたしが注射やらなくても自分でできるようになるかもしれないしね。
まずは 良い結果が出ることを願うのみ♪
そうそう わたし 無事に注射できるかなぁ。お医者さんの前では「やります!」なんて担架切ったけど、実は心細いのだ(笑)
母が目をまんまるくして 先生の顔を見た。
2月から 新しい治療法にトライできるかどうかの検査を数々してきて 昨日はその検査結果を伺う診察日だった。長く待って ようやく担当の先生にお目にかかることができた。母は土曜から風邪気味で ついでに呼吸器内科も受診するつもりだった。
先生がおっしゃるには 母の病気は悪くなることはあっても良くなることはないらしい。しかも このままだと首の骨もいつポキンとなるかわからない、病気の進行がどのくらい進むかわからないが 危険性は高いらしい。新しい治療法を継続することで その進行を遅らせることができるという。
で その治療法なのだが、週一での注射か 月一での点滴があり、それを一生続けなくてはならないということだった。
一生 という言葉を先生が言うのを聞いて 母は面喰ったらしい。まさか一生だとは・・・
母が「えっ一生?」というので 先生が「○○さん、一生といってもね 今 生きているのはおまけみたいなもんなんですよ。ここまで生きてこれたのが奇跡に近い。」とおっしゃった。
それを聞いた母が はっと気が付いたらしく我に帰ったような感じだった。寝たきりにならないですむならこの治療法にかけてみるか・・・で、どちらを選ぶ?と言われ、またまた母の悩みができた。先生のまえであれこれ悩むが、中身を聞いてみると 注射は血管注射ではないということ、点滴よりは間質性肺炎に影響する確率が少ないようだということ、自宅で投与できるのでわざわざ病院に足を運ばなくてもよいということなどなどがあった。母は手が不自由なので わたしが投与しなくてはならないことになる。母はそこに不安を感じてるようだった。何度も「この人(わたしを指差し)は虫もこわがるじくなしだから、注射なんてできるかどうか・・・」と言う。
仕方がないので わたしが
「母さん わたしがやるって。大丈夫だから」と。
先生が「ちゃんと できるように何回か来てもらって指導するから」と笑って言ったので、少し安心したようだ。
その後 看護士さんが丁寧に説明してくれて スターターキットなるものをいただいてきた。後二回通って その後は自宅で本番になるようだ。
この治療法ができてからまだ10年ぐらいしかたっていないという。戻ってから母が
「テレビではいつだったか見ていてわかっていたんだよ。たしかあのときは点滴だったけど。ただ治療できる人とできない人がいるっていっていたから まさか自分ができる方の人だなんて思ってもいなかったからねぇ」と言った。さらに
「先生に一生続けなくちゃいけないって言われたとき びっくりしちゃってねぇ。あのときは 注射をこれから30年も続けていかなくちゃいけないのかって思って。でも よく考えたら、これから30年も生きてるわけないし、せいぜい生きてても何年かだろ?それくらいなら まぁいいかなと思ったよ」
と言った。
母 現在80歳。
あと30年生きたら 110歳!(笑)たしかに・・・無理かも・・・いや それまででも長生きしてほしいね。
そのうちまた 新しい治療法が開発されて 週一の注射も別のやり方に変わっていくかもしれないしね。
医学の進歩はすごいね。
ねぇ母さん、寝たきりでこれから過ごすより 週一の注射(決められた曜日、注射の守らなければならないことも多々あるけど)を我慢するだけで 自分で食事ができて自分でトイレに行けて 自分で歩けて・・・自分でできることがまだまだある状態の方が なんぼいいんだか!母さんのことだもの きっとわたしが注射やらなくても自分でできるようになるかもしれないしね。
まずは 良い結果が出ることを願うのみ♪
そうそう わたし 無事に注射できるかなぁ。お医者さんの前では「やります!」なんて担架切ったけど、実は心細いのだ(笑)