心の色を探して

自分探しの日々 つまづいたり、奮起したり。
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あなたがいてくれるだけで

2013年04月29日 | 母のこと
昨日 夜に母からの着信があったことに気が付いた。わたしが母のところから戻ってすぐの着信だったらしい。気が付いたのはそれから30分も過ぎた頃だった。母に何かあったのかと 慌てて電話した。
「どうしたの?何かあったの?」と聞くと 
「いや 何、さっきは自分のことが情けなくてねぇ。」
「はぁ?何かあったっけ?」
「お前の誕生日のことだよ。ちっとも気付かなくて。今までもずっと気付いたためしが無いってことにがっくりきちゃってねぇ。父さんの誕生日だけは覚えているんだけどねぇ。○一の誕生日もお前に言われて気が付いてきたし。ダメだねぇ・・・つくづくダメだなと思ったんだよ」と言った。
「なぁ~に言ってんのよ。わたしが生きてるのは 母さんのおかげだよ。母さんが元気でいれくれるだけで最高のプレゼントだってば。」
「でもねぇ 気が付かないなんてねぇ」
「大丈夫、帰りにお寿司買ってお祝したから」
「えー!!それだったら お金出したのに お前寿司嫌いかとばっかり思っていたよ。」
そんな会話があって、母が落胆している様子が電話越しに伝わってきた。

電話を置いて しみじみ思った。
わたしがこれまで生きてこれたことを 奇跡だと思おう。
この世に生まれたことを 奇跡だと思おう。
今 このしあわせをかみしめて生きよう。

わたしにとって 母が病気と闘いながらも色々工夫して生きやすいようにしている姿を見るのが一番なのだ。母が元気でいてくれること それこそが極上のプレゼントなのだと つくづく思った。
そして それはとりもなおさず わたし自身が元気でいることが子どもたちにとっても良いことなのだと思った。心配かけずに元気でいること そうなれる努力をすること それがわたしにできることなのだと。
健康的な暮らしをすること 自分のリズムを直すこと それが老いに向かっているわたしがすべき一番のことなのだと 昨日は痛感した。
なんだかんだと 後少しで大台だ。これからは毎日の過ごし方も変わる。きちんとした服装で出勤することもあるだろう。変化を楽しむぐらいの心意気で これからを乗り切るつもりだ。

新生活 といっても場所は同じだが、これまでと違う部分がある。会社に行く回数が格段に増える。
しっかりしなくちゃ♪
そういうわたしのことを誰よりも喜んでくれているのが母だ。しっかりしろと背中を押してくれている。
本当にあなたがいてくれて良かった。
そして わたしも子どもたちから「あなたがいてくれて良かった」と思われる存在でありたいと思う。

それにしても・・・母さんったら 父さんの誕生日だけしっかり覚えてるって どんだけノロケてくれるんだぁ?