心の色を探して

自分探しの日々 つまづいたり、奮起したり。
マウス画・絵及び文章の著作権は このブログ作者(けい)にあります。

ハラハラどきどき

2012年11月06日 | ほんのすこし
ドキドキしたこと。
今夜は かなりドキドキした。

わたしは オークションが好きで 数年オークションにはまっている。でもそろそろ足を洗おうか(笑)と思っているところでもある。別に必要でもない物をそのときの勢いで競り合って落としてしまったりすることもあるからである。ほとんどが欲しかったものであったりするのだが、ごくたまに必要でもないのに落としてしまったなあと後で後悔するときがある。

ここ最近は少しペースダウンして 本当に欲しいものを吟味して探していた。それももう終わりにしようなんて思っていた矢先のことなのだ。
オークションの自分のページには「ウォッチリスト」というコーナーがあって 終了時間が近づくとメールでお知らせしてくれたりする。自分が入札した品物がどんな状況なのかもわかる。そのウォッチリストを夕べ見ていたときに 今日終了する予定の品物があったので入札した。自分では入札したという記憶はあるのだが、一体上限金額をどのくらいにしたのか さっぱりおぼえていなかった。
で 今日の夜になって そろそろ終了する品物があるはずだなとふと気が付いて 自分が入札している品物のリストを見ることにした。
ん?なにこれ・・・間違いじゃない?
こんな金額あり得ないんだけど・・・
本当は「4521」って入れたつもりが、なんとなんと「452112」となっているではありませんか!
目が点になってしまったわたし。どうするどうする?
競り合ったら 困るのよ わたし。

もう気が気ではなく、終了時刻に早くならないかとそればかり願って。誰かが入札すると それだけ終了時刻が延びてしまうので ハラハラドキドキ。
お願いだから もう入札しないでくれー。と パソコンの画面に祈った。

ほぉ~終わった。
胸をなでおろした。最後は4507で終了。最初に決めた上限に近い金額。

いやぁ もうこりごりだ。
こんなにびくびく はらはらするなんて。

いいものを安く手に入れることができたときの醍醐味はかなりあるけど、もうそろそろ限界だな。
今日のことを反省として これからは財布のひもを締めて行こうっと。

配色

2012年11月03日 | ほんのすこし
グレーに赤。好きな組み合わせだ。
配分も グレーが多く 射し色で赤といった感じが好きだ。
そういう配分のものを視覚にとらえたとき なんとなく目に留まる。好きなものってやはりアンテナに入ってくるのだろうね。クラフトテープでバッグを作っていたときも この配色はいいなと思っていた。
そう思っていたら 先日 駐車場で見つけた。おぉっ!まさしくグレーに赤ではありませんか!
見事だねぇ。この色の配分。しばし 見とれておりました(笑)

この世には色が溢れている。色だらけといってもいい。その中から 自分好みの色を選んで その色に染まる。染まるというのは変か・・・その色を纏うといったほうが合っているか・・・自分自身がまとわなくても 自分の周りにそういう色を置く。それが実に落ち着く。そういう空間にいる自分というものに 安堵感を感じる。
色というものは不思議なものだ。

もし色が無かったら・・・ふと考えた。
色を認識しない世界 濃淡だけの世界 その中にいる自分というものは一体どんな風に映るのだろう。そして自分はどう感じるのだろう。
昔の無声映画の世界か・・・白黒の写真の世界か・・・見えている現実は色がついているのに 出来上がった世界はモノクロで濃淡でのみ再現されている世界。カラーに移ったというのは 画期的でもあり、それまでの世界を隅におしやってしまう威力があった。でも カラーではないモノクロの世界にあるある種独特の雰囲気は 目に見えている現実の色を抑え、見ている者に平等にその場面を感じさせる(色という点に関して)ということがあると思う。なぜなら 色には人それぞれの思いがあるからだ。

色。それぞれに感じるものがある・・・とわたしは思う。
固定概念で 青は冷たい とか 暖色系はどうのこうのという以前のことで、自分が好む色が目に入ってくるということ。それは自分という個の存在感を示す一つの主張でもあるように思う。個性を発揮する部分といったらいいか・・・
その色と色のつながり 配分が この世にはいくつも存在する。その中からチョイスする配色、好きな配色 それはまさしく個性ではないかなと ふと思った。
たとえば 先に述べたクラフトテープのバッグ。テキストや本では こういう配色で・・・と書かれているけれど、好きな色を選んで といえば、そこにいる人それぞれが選ぶテープの色はさまざまだ。集まった人の中にはテキスト通りの配色でないとだめな方もいるが、自分なりに選びたいという人が多い。それはその人それぞれに色に対するイメージが自分の中にあるからではないかと思う。そしてその色を選んだということに個性があるのでは?と思うのだ。

わたしの中のグレーと赤の組み合わせもまた然り。このなんともいえない組み合わせのものに出会ったときに 自分のものにしたい!という気持ちが沸々とわきあがってくる。先日 値段の高い店で働いている方に用事があって出かけて行ったときに、そこに飾ってあったコート、それがまたばっちりグレーと赤!表面はグレーで裾にほんの少し赤が見え隠れするというなんという色の配分!その素敵さに うっとり。あぁ これいいな・・・で 値段を見る。・・・無理(笑)

帰ってきて 自分に言い訳する。
どうせ 着ても似合わなかったよ、それにコートは他にもあるし、無理して買う必要(ここが大事ね)ないし。
なのに なのに 今になっても 目の前にあのコートが目にちらついているのは なぜ?
それを正当化しようと 色の配色なんて書いているのかもしれない(笑)

だんだん寒くなってきました

2012年11月02日 | ほんのすこし
ほんの数日前のお月さま。
雲の合間に見え隠れ。
銀色の光を さりげなく差し出して。
あたりほとりに差し出して。

静かな佇まいが好き。

※※※

いやぁだんだん寒くなりましたねぇ。運転しているとケヤキ通り(って勝手につけているんですが、名前を)の太い木々がそれぞれの色に染まっていくのが日々わかります。いっぺんに全部の樹の葉っぱが同じ色に染まらないところがいいんです。
母の病院の付き添いで 何度か往復しているときに ふたりで「綺麗だねー」を連発していました。
ここは 秋がすごく早く通り過ぎていく土地柄ですが、少しの時間 こうして秋色を見つけるのがとても嬉しくなります。ゆっくりと秋を楽しみたい!といつも思うのに 冬の訪れのほうが早くて、ゆっくり味わうこともなく冬囲いやら冬支度やらに追われているうちに 秋が終っていた・・・そんな感じです。

秋の夜も 少しずつ寒くなっていくせいか 張りつめた空に近づいているような気がします。柔い群青色が冬になると もっとピキーンとした冷え切った緊張感のある色に変化して その空の色もまた冷たいけど綺麗です。
とてつもなく綺麗な秋とか そういうものはわたしの周りには無いのかもしれないけど、ちょっぴりだけでも秋を感じることができれば それで満足しています。どこかへ旅行して秋を堪能するなんてできませんが、住んでるこの街で自分が感じることのできる秋があれば それもまた素敵なことかなと。

ドウダンツツジの赤が見事に染まっている場所とそうでない場所とあります。母の庭のドウダンツツジは今年あまり綺麗ではありません。ところが隣の家のドウダンツツジはそれはそれは見事な赤なのです。仕方がないので ふたりで隣のドウダンツツジを楽しんでいます(笑)日の当たり加減が影響しているんだろうなとは母の言です。わたしの住んでるところの駐車場でもとても綺麗なドウダンツツジが並んでいます。



こういう色がそばで見られることに 感謝です。色の変化を感じることのできる四季のある世界に生まれて本当に良かった!と思います。

だんだん寒くなって この色もやがては別の色に変化して・・・そうして一年の終わりに近づいていくのですね。
みなさん 風邪などひかれませんように・・・。

感謝 感謝

2012年11月01日 | ほんのすこし
昨日は 二か月ぶりのワンディシェフの店担当の日。

弟が亡くなって 月に一度だけでも・・・と担当していた牛すじカレーを提供することにしました。月に二回は入れていた牛すじカレーですが、作っても完売することはなかなかなく いつも残ったカレーを数日間食べるという感じでした。一応 一回に作れる量があるので 昨日はその量で提供することにしました。
二か月以上も空いていたせいか 出前も多く 早めに完売予定になってしまいました。前にいつも注文してくださった方が後で電話されたときには もう無かったので 本当にすまないなぁと。

来店された方たちは みなさん 弟がシェフをやっていたときに生前食べに来てくださった方が多かったようです。わざわざ私の高校の先輩も来てくださいました。みなさん弟のことを思って来てくださったのだなぁと感じました。弟がやっていたときのように カレー以外の付け合わせ おかずも種類を多くしましたが、常連さんに
「わたしを太らせる気なの?(笑)」と言われてしまいました。たしかに いつもそれは感じていましたが、ついつい前のランチの状態を思い出し 頑張ってしまいました(笑)
ボランティアに入ってくれたEさんにも 「多すぎるから カレーとサラダだけでもいいんじゃないの?スープは無しでお水でもいいし」と言われ、それもそうだと。
なぜ 今のような形になったのかと 夕べ考えていました。
そこで わかったのが 出前のお弁当箱。カレーを入れるお弁当箱がなくて 普通のお弁当箱に入れて出していましたが、それだとおかずを入れる部分が多くて 結局何かおかずを入れなくては・・・という感じになったように思います。
これは 容器を考えなくては・・・

まだまだ工夫する部分がたくさんあるようです。
カレー自体がカロリーが高いので ヘルシーさを求める方には カレーで十分。そこをなんとかクリアできるような形にしていかなければ 無理があるなぁと昨日はつくづく感じました。

お客様からの言葉をいただけるというのは本当にありがたいことだと感じました。もったいないから全部食べたけど 多いよ と言ってくれる方もいて、メインは何?という原点に戻って メニューを最初から練り直していかなくてはと。
それにしても Eさん、さすがです。テキパキと頼んだことをこなし さらにはわたしが頭の中で考えていたイメージ通りに ポテトサラダとニンジンとたらこのそぼろを 視覚的に可愛く形づくってくれるなど 本当にすごい方でした。Eさんのランチのときはわたしがボランティアに入るのですが、とてもとても足元にも及びません。毎回 目からうろこの美味しい料理の数々に 感激して帰ります。
わたしも少しでも Eさんのように感激を与えることのできる品物を一つでも添えたい・・・と思います。でもまずはカレーがしっかりしていないと。もう少し 数に余裕の出るよう 仕込みの仕方を研究することも必要だなと反省しています。

何かをするときには しっかりとした準備と分析が必要ですが、それでも行動に移してみないとわからないこともたくさんあります。頭の中で考えただけではわかったことにならない。行動が伴わないと・・・それを強く実感した日でした。
そして 弟のことを偲んで牛すじ系は苦手だと以前話していたMさんまでいらしてくれて 感謝感謝の思いでした。弟にあげてと 白いブーケをおふたりで持ってきてくれました。お客様の前で涙は出すまいと堪えましたが、本当に嬉しかったです。
弟とわたしは こうした皆さんの気持ちに支えられて続けてこられたのだなぁとしみじみ思いました。

母のところに戻り、いただいた白いブーケと、皆さんからいただいたランチ代金を袋に入れ お客様の名前を書いて仏前に置きました。
「これは お前のカレーの代金だよ。こんなにたくさんの人が食べてくれたんだよ。」とココロの中で話しかけると 目の前のなんだか弟らしくない若いころの写真が苦笑いしたような気がしました。

来月は昨日の反省を生かして 頑張ってみようと思います♪