まだ母の手が今ほどの痛みもなく、リュウマチの薬も飲めば痛みが和らいでいた頃のこと。今から20年以上も前なのだろうか。
わたしが今ほど実家に足繁く行くことは出来なかった時期、裁縫も好きな母は着なくなった洋服をバッグに変えるということを楽しんでいた。ときどきわたしが持っていくもう着なくなった洋服、母も着ることがない若すぎる?服は誰にあげるわけでもなく母の手作りのためのものになっていた。
母の所に行くと押し入れの前でなにやら沢山の物が出ていてそこら中に散らばっている。
わたしが行く前になんとか自分で出しておこうと思ったらしい。出すことは出したが、後は物を寄せることも何もできず、籐いすにドスンと座り込んでいた。わたしの顔を見てちょっとばつが悪そうな顔をしたが、安心した顔に変わった。
「あらあ、何していたの」というと、押し入れの整理をしようと思ったけど物をこれ以上動かすことが出来なくなったのだそうだ。
笑いながら「どこにどれを入れたらいいのか指示してちょうだい」と言うと、処分するものを決め(それがなかなか進まない)、ようやく元の場所に戻すことが出来た。
そのとき、引き出しの中から出てきたのが洋服で作ったバッグの数々だった。
「可愛い!」
「それはお前のワンピースだよ」
「そういえばこんなの着てたなあ。あっこれ、知ってる知ってる」
「柄が良くてね。取っておいたんだよ」
デザインもそれぞれ工夫している。布を見て、今度はこんなデザインにしてみよう、それともこういうのがいいかな、と考えるのが楽しいのだそうだ。
冒頭のバッグは生地がシャーリングになっていて、それを利用して作っている。持ち手の形がキュートだなと思っている。軽いし、重い物を持てない母には格好のバッグだろう。
だが、今はもうほとんど持ち歩かない。
こんなにあるならフリマとかで販売したら? と言うと、人様に買ってもらえるほどじゃない、恥ずかしくて人前に出せない、の一点張り。
そうかなあ。
すごくいいと思うんだけど。
他にもあったバッグ、写したけど写し方が良くなかったので後でもう一度写してみよう。
綺麗に写せたらまたここで紹介したい。
母の手仕事、他の方にも見せたいもの♪
わたしが今ほど実家に足繁く行くことは出来なかった時期、裁縫も好きな母は着なくなった洋服をバッグに変えるということを楽しんでいた。ときどきわたしが持っていくもう着なくなった洋服、母も着ることがない若すぎる?服は誰にあげるわけでもなく母の手作りのためのものになっていた。
母の所に行くと押し入れの前でなにやら沢山の物が出ていてそこら中に散らばっている。
わたしが行く前になんとか自分で出しておこうと思ったらしい。出すことは出したが、後は物を寄せることも何もできず、籐いすにドスンと座り込んでいた。わたしの顔を見てちょっとばつが悪そうな顔をしたが、安心した顔に変わった。
「あらあ、何していたの」というと、押し入れの整理をしようと思ったけど物をこれ以上動かすことが出来なくなったのだそうだ。
笑いながら「どこにどれを入れたらいいのか指示してちょうだい」と言うと、処分するものを決め(それがなかなか進まない)、ようやく元の場所に戻すことが出来た。
そのとき、引き出しの中から出てきたのが洋服で作ったバッグの数々だった。
「可愛い!」
「それはお前のワンピースだよ」
「そういえばこんなの着てたなあ。あっこれ、知ってる知ってる」
「柄が良くてね。取っておいたんだよ」
デザインもそれぞれ工夫している。布を見て、今度はこんなデザインにしてみよう、それともこういうのがいいかな、と考えるのが楽しいのだそうだ。
冒頭のバッグは生地がシャーリングになっていて、それを利用して作っている。持ち手の形がキュートだなと思っている。軽いし、重い物を持てない母には格好のバッグだろう。
だが、今はもうほとんど持ち歩かない。
こんなにあるならフリマとかで販売したら? と言うと、人様に買ってもらえるほどじゃない、恥ずかしくて人前に出せない、の一点張り。
そうかなあ。
すごくいいと思うんだけど。
他にもあったバッグ、写したけど写し方が良くなかったので後でもう一度写してみよう。
綺麗に写せたらまたここで紹介したい。
母の手仕事、他の方にも見せたいもの♪