
昨日の大和は厳しい戦いだった。
先鋒が勝つのと負けるのでは大きく違ってくるのは本人も分かっているので、大和は大和なりに必死で戦っていたように思う。
全員6年生が相手で、初戦から先に5秒抑え込まれたのを辛くも逃げて逆転の抑え込みという厳しい戦いが続き、結果的には5勝1分でしたが、試合後はかなり疲れた様子でした。
勝ち方は決して華麗なものではありません。
当然、あの体ですので、足技で崩しながら隙をうかがい、寝技で勝負というパターンでしたが、今回は気持ちが折れそうになるのを何とか踏ん張りながら役目を果たしたという感じでした。
何が言いたいのかと言いますと、時折、軽量級の選手が戦っている姿を見て、見苦しいというか、理想ではないというような事を見聞きすることがあります。
しっかりと組み合わないとか、かけ潰れるだとか、一本を取る柔道ではないとかですね。
今年の低学年チームも小柄な選手が多く、一生懸命戦ってはいましたが、かけ潰れてしまうことが多々あったと思います。
ただ、ただですよ。
私自身が軽量級、兄貴2人も軽量だったこともあるんでしょうけど、体格に恵まれてたり、成長が早くて力が強けりゃともかく、倍とは言わずとも10キロ、20キロ体が違えばあんな感じにもなるでしょと思うし、大和にしても、まともに組むと1発でもっていかれるような相手であれば、当然、組手もするだろうし、考えてしてると思うんです。
かけ潰れてしまう選手も、形はどうあれ勝ちたいと言う気持ちの表れで、その気持ちを評価しながら修正してやればいいんじゃないかと思います。
人間ってのは事が上手く運べないと、否定や批判しがちなものですが、何が正解なんてことは分からないし、否定する時間が勿体なく思うのでしない。
軽量級の選手を仕留めれないのであれば、いかにして仕留めれるか考えるし、重量の選手に巻き込まれるならどうすれば巻き込まれないようにと考えようと思う。
ま、あんまり誉めたくはないですが、私個人的には大和しかり、道場の軽量選手達は、あの体でボチボチ頑張ってると思うんですどね。苦笑。