『ALL TIME BEST「35」〜35th Anniversary Tour 2017〜LIVE IN 日本武道館』
色合いもセットもとてもシックで、この上なく美しいコンサートでした。
武道館というのは、特別な場所ですね。
でも、それだけではなく、やはり安全地帯というモンスターバンドがそこにいる凄みが、重厚で。
「武道館」に似合います。
舞台監督さんが
「あの日、同業の知り合いが見に来てくれてましたが、みんな一様に『まるで外タレのコンサートみたいだった』と驚いていました」
と仰っていました。
今どき、派手な演出はいくらでもできる。
でも、あえてシンプルに、ストレートに音楽だけで最初から最後まで勝負して、
あそこまでのコンサートにできるアーティストは、日本にそういるものじゃない、と。
まさに、そうですよね。
映像があって見るわけですが、でも、何よりも、曲に、歌に引きこまれる。身体が動いている。
思わず熱くなって、そして、ふいに涙が、出てくる。
観るのももったいなく、観ないのはもっともったいなく。
じゃあどうすんだ、というね(笑)。
いや、観だしたら止まらなくなる、止められなくなるのが、そして、引き込まれて、出て来れなくなるのが、
なんというか怖いというか、それにはそれ相応の準備がいるような、という気持ちが。
でも、とにかく、一曲目の、あのギターが鳴った瞬間にたつ鳥肌、瞬きを止めてしまう目。
そうなんですよね、つまり、平静でいられなくなるのですよ。
一点、やはりこのバンドと同じステージに自分がいるのが、今でも、やっぱりどこか不思議な気持ちがします。
多分、音楽の仕事をしていない人生があったら、普通に「おー待ってました」と買っていたブルーレイだと思うので。
さて、明日は、甲子園に向けた最終リハ。
今の毎日は、二年前には、想像もしていなかった日々でもあります。
つい先日、玉置さんのツアーが終わったばかりで、あれからあっという間過ぎてびっくりしていますが、
泣いても笑っても、とにかく最終リハ。
明日もビシッと決めて、意気揚々で甲子園に行きましょう。
ではー。