稽古なる人生

人生は稽古、そのひとり言的な空間

位取り(くらいどり)について

2018年04月07日 | 木曜会(誠先生の剣道教室)
師匠のフェイスブックより引用し、
木曜会での師匠のお話を付け加えます。

誠先生の剣道教室「位取り(くらいどり)」より。
(改行変更、画像は白黒にしました)
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審査にかかわらず日々の稽古の中でも
打突前のこの「位取り」が非常に重要です。

聞きなれない言葉ですが「乗れば勝ち、反れば負け」と言う
ギリギリの間合いで獅子の様に相手を飲み込む気位いが
剣道において最も大事であります。

稽古・審査・試合においても、
礼法作法の前から対峙した相手に先んじて気構え身構えを整え、
立礼を終えた後直ちに相手と気を合わせ
堂々とした姿勢と先の気位で立ち会いの間合いまで進み出で、
何事にも動じない巖(いわお)の心持ちで蹲踞の姿勢をとり、
立ち上がるやいなや半歩又は一歩間合いを詰め
内なる闘志を腹底から声に変え相手をまさに襲いかからんとする。

このいつでも打突出来る態勢と気迫気勢が威風威力となり相手に伝わる。
この精神的優位性が自らの心と手脚、身体を伸びやかにし
相手を自由に扱う(コントロール)する事ができるのです。

逆にこの位取りで後手を踏み自由が失われた時には
心、手脚身体が硬直し技が縮んでしまうことは、
皆さまも経験されていることと思います。

先の気位で気構え身構えを整え、旺盛な気迫気勢で相手と立ち会う。
この心掛けが稽古の質をぐんと高めてくれます。

本年の高段位審査会も間近に迫って来ました。
日々の稽古の質を高め本番に臨んでください!

吉報をお待ちしています(^o^)/





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以下、木曜会(4月5日)よりお話された内容。

身構え気構えが出来たほうが位が高い。
礼をする時から蹲踞までで相手を良く見て情報を得ること。
立ち上がったら精一杯、腹から声を出しきり気合を入れること。
「行くぞ」という気持ちより「さあ来い」のほうが位が高いものだ。
構えには上虚下実(じょうきょかじつ)が出来ている事が大事である。

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