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く~にゃん雑記帳

音楽やスポーツの感動、愉快なお話などを綴ります。旅や花の写真、お祭り、ピーターラビットの「く~にゃん物語」などもあるよ。

「く~にゃん物語」⑪ 耳は放熱板! 体温調節でも大切な働き

2012年04月03日 | ウサギ「く~にゃん物語」

【1年前福島で生まれた耳なしウサギさん、元気かなあ?】

 「うさぎ耳」という言葉、ご存知? 他の人が知らないことやウワサ話をよくキャッチしてくる人を指す言葉。そう「地獄耳」と同じような意味よ。私たちウサギの聴覚がすごく発達しているから、そんな言葉が生まれたんじゃないかなあ。

    

 ウサギは体の割に耳が大きいうえ、左右の耳を同時に別々の方向に動かすことができるでしょ。だから、耳のアンテナを立てると360度の全方向でかすかな音でも聞き分けることができるの。天敵から身を守るために聴覚が研ぎ澄まされてきたというわけ。

 だけど耳の役割は集音だけじゃないよ。ウサギは汗腺機能があまり発達していないから、耳がその代わりに放熱板の働きをして、体全体の体温を調整してくれるんだ。耳が大きく表面積が広いのはそのため。耳は薄いピンク色で、毛細血管が透けて見えるでしょ。非常にデリケートなの。

 ウサギにとって耳がどんなに大切なものか、分かってくれたかな?「耳にはちまき」して「兎のダンス」を踊るためだけに大きいんじゃない、っていうこと。1年ぐらい前、その大切な耳がないウサギが福島県で生まれたこと、知ってるよね? 動画投稿サイトで流れたりして一時大騒ぎになったけど、そのウサギさん、今も元気かなあ。同じ仲間として、ちょっと心配!


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