【富雄南山野草愛好会の作品展を拝見】
奈良市の「富雄南山野草愛好会」が富雄南公民館で開いていた山野草展(12~13日)を見学させてもらった。会発足から20年、展示会を始めて14年目。会員15人が丹精込めて仕立て上げた〝作品〟の数々が会場を埋め尽くしていた。小さな器に草花1つのものがあれば、数種類を寄せ植えしたものも。「同じ山野草を使っても仕立て方は人それぞれ。そこに個性が表れセンスも問われます」と同会顧問の最長老、田中通雄さん(83)。山野草栽培の世界もなかなか奥が深そうだ。
中には自然石を組み合わせたり、新聞紙とコンクリートを使ったりして作ったオリジナル容器に山野草を盛ったものもあった。いずれの容器も自然の風合いたっぷりで、見事に草花とマッチしていた。田中さんに新聞紙を利用した容器の作り方を教えてもらった。新聞を細かくちぎって水に漬けドロドロに溶かす。それにコンクリートの粉末を加え練り合わせて成形、天日で乾かすと出来上がり。「水含みも良く山野草に合う」という。紙粘土細工の要領で世界でただ一つのマイ植木鉢ができるというわけだ。
キンリョウヘン(金稜辺) テカリダケキリンソウ(光岳麒麟草)
クモノスバンダイソウ(通称「巻絹」) ハクチョウゲ(白丁花)
カナダおだまき(カナダ苧環) 沖縄きらん草(ヒメキランソウ)
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