『悪事の限りを行っていた猫』 確信犯をやっと捕まえました。
この猫は毎晩私の宿のガレージに入り込んで、数々の伝説的な悪さを繰り返していました。
【バイクの椅子が爪で穴だらけ、客人のパラグライダーに尿、臭い靴(私のじゃない)にも尿、大声で夜中に歌う】
昨日、衛生局の人を呼んで捕獲用の’檻籠’をお借りしました。
本来は、捕獲⇒捕獲後の処理の全てをお願いする予定でしたが、彼ら(衛生局員)からの意外な回答が.....。
私:もし捕獲に成功したら、猫たちは殺処分にされてしまうの?(私が今まで彼らを呼ばなかった最大の理由です。)。
衛生局員:無い無い無い! ’檻籠’置いておくから、捕まえたら遠くに持って行って適当な場所に放してあげて。
私:えっ?.....。
と、言う事になってしまったので、私が一週間檻籠を借りて全て行う事になりました。
対象はコーラスを組んでいる二匹。
久しぶりに私の血がたぎりました。
《地上の星 / 中島みゆき》が頭の中で流れ出しました。
【以下、作業が完了するまでの経緯】
現場の様子/昼間
ここで夜中に悪さを働いています。
昨日午後。衛生局の職員さんに’檻籠’をお借りして、早速準備に取り掛かりました。
私がお昼に食べたオカズの一部(魚)に、今回は特別サービスで何と’ナンプラー・ソース(魚で造った醤油)’も
しっかりとかけてあげました。これで完璧!(PS:猫はこの香りに勝てません。)
一匹目は深夜1時50分確保! 二匹目は明け方確保!
一匹目は夜中2時に山奥を歩いて滝付近に、二匹目は早朝5時ごろ他の河がある山奥へ連行しました。
両方とも猿や鼠がたくさんいるエリア(あと蝶もたくさん)なので、退屈はしないでしょう。
この先、大自然に抱かれて野生化する姿が楽しみです。『がんばれよ、猫!』。
放流!(’放流’とは言わないかな。)
放たれた瞬間のレアな映像。足が写っています。
流石に奴らもここから埔里の町には戻れないでしょう。異国へ島流し状態です。
良い事をしたのか、余計な事をしたのかよく分かりませんが。とにかく今回は’相手’が悪かった。
結局昨晩はほとんど寝ないで捕獲作業に従事していました。
本日は大切な客人が来るので、友人宅からバナナを調達です。(これ一房、けっこう重いです)。