ブログ検索で多いタイトルがビオラの交配・・・毎日数名の人が検索して見ているようです。
ビオラの交配で紹介したのは数年前・・・その時より少し詳しく書いてみます。
ビオラを交配するには、まず花の構造を理解しなくちゃ始まりません・・・
雌しべをよく見ると・・・徳利みたいに穴が空いてますね・・・その奥で受粉します。
なかなか受粉しにくい構造だと思いますけど・・・
※ この花は、パンジーです。
パンジーの方が、大きいので・・・
穴の奥に花粉を送り込むために私は、先端を尖らせた爪楊枝を利用してます。
雌しべの周りを取り囲んでるのが雄しべです。
花粉は、下の花びらの根元に溜まる仕組みですね・・・
溜まっている花粉を爪楊枝の先ですくって雌しべの穴に送り込めば、受粉完了・・・
普通の植物は、お昼前が受粉しやすいと言われていますが、ビオラの場合・・・気にしなくて良いそうです。
それでも湿度の少ない日が良い様な?
虫媒花って言う人が多いのですが・・・私は、風媒花じゃないかな~って勝手に思ってます。
受粉した種は、最初下向き・・・
徐々に色づいて・・・
上を向きます。
こんな状態を見ると・・・あせる~
油断すると弾ける・・・半分以上飛んでますね・・・
これは、残っているほう・・・
普通は、一粒も残ってません・・・せっかく交配した種が~
後悔するのが嫌なので少し早めでも採種してます。
紙で作った筒の中に・・・
この中で乾燥・・・まぁ~多少は種が飛び出してると思うけど・・・
漏斗状に作ってます。
種を採取するときは・・・一番下を少し切り取れば・・・種だけが落ちてくるんです。
凄いでしょう・・・このアイデア。
出しパックを使って丁寧に採種している人が見たら乱暴すぎますね・・・
貴重品は、箱の中に入れる事も・・・
紙の箱だから湿気も吸収してくれます。
完熟じゃない状態で採種してますけど・・・発芽率は気になりませんね・・・
大量生産じゃないから出来る方法だと思いますけど・・・
参考までに・・・これは、匂いスミレ・・・
雌しべの構造の違いがわかりますか?
※ ご注意・・・
この方法が、確実だと保障するものじゃありません。
成功するかしないかは、自己責任でお願いします。
せっかく交配するなら違う株の花粉を利用するのが楽しいかも?