343)脂肪酸合成酵素(FAS)とがん

図:がん細胞では、グルコース(ブドウ糖)の取り込みおよび分解(解糖)が亢進している。さらに、クエン酸から脂肪酸を新しく合成する代謝も亢進している。この経路に関わる一連の脂質代謝酵素群は、脂肪酸合成の亢進あるいはそれ以外のメカニズムをも介し、がん細胞の生存と増殖を促していることが明らかになっている。ブドウ糖の取込み、解糖系、脂肪酸合成を同時に阻害すると、がん細胞の増殖を効果的に抑制し、死滅させること . . . 本文を読む
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