613)硫酸ヒドラジン:葬り去られた「がんの特効薬」?

図:がん細胞ではグルコース(ブドウ糖)の取込みが増え、解糖系が亢進し乳酸の産生が増えている(①)。乳酸は肝臓や腎臓やがん組織の間質細胞などで糖新生によってグルコースへ変換されて、がん細胞に再利用される(②)。がん細胞はアミノ酸のグルタミンの取込みも増えており、グルタミン酸からαケトグルタル酸に変換されてTCA回路に入り(③)、その50%くらいが乳酸に変換されると報告されている。がん細胞 . . . 本文を読む
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