私の町吉備津

岡山市吉備津に住んでいます。何にやかにやと・・・

「玉杯というのがあろうが・・・」

2018-01-04 10:04:23 | 日記

 またまた新年の御挨拶です。

 「おめえのおかざりは そげえに じまんせんでも どけえでも ころばりょうるかなあ めずらしゅうも なんでも ねんじゃ ええかげんにせえよ」

 と。そして、この前から私が書いている「さかずき」について、

 「おめえが でえれえ たからもんのように ぎょうさん けえとる さかずき じゃがなあ ほかに、ぎょくへえ ちゅうもんも あるんじゃあねえかなあ。そうすりゃあなあ、おほくにに だしたんは ぎょくへえじゃあ ねんじゃろうかなあ」

と書いてお送り頂きました。そうです。あの鉄幹が作ったと言われている一高寮歌

         嗚呼(ああ)玉杯に花うけて
       緑酒(りょくしゅ)に月の影宿(やど)

 と ある「玉杯」があるのですが、太古の日本には、翡翠などの鉱物で出来た勾玉などの祭器はありますが、酒器はまだ見たことはありません。それに「スセリヒメ」がオホクニに差しだした「さかずき」は“大御酒坏”だったのですから玉ではなかったはずです。

 なお、その玉に似たさかずきとしてつくられたのが青磁のさかずきです。それも持っていますのでお見せします。