更に続けて、スセリヒメはその美しい声で誘惑するように、
”牟斯夫須麻爾<ムシブスマニ>”
と、歌います。
この「ムシブスマ」について、また、今日も知ったかぶりをして説明します。お退屈でしょうが・・・・
こr4えについて宣長は
「蒸被<ムシブスマ>にて、暖なるよしの称なり。物をあたたむるが本ノ義(こころ)なり。」
といっておりますが、広辞苑などの辞書によりますと 、このほか
①「ムシ」とは「からむし」の繊維で作った寝具
②「ムシ」とは「蚕」のことで、絹で出来た寝具
と云う意味があり、「気持ち良い暖かな夜具の敷いてある」ところ、「爾<ニ>」です。さらに、そこは
“爾古夜賀斯多爾<ニコヤガシタニ>”
<ニコヤガ>は「柔やか」です。柔らかいふんわりとした、その“斯多爾<シタニ>”です。この<シタニ>は、らに続けて、次にも歌っておりますが、またまた、それは明日にででも。その下で、一体、スセルヒメは何をしようと云うのでしょうかね・????少々エッチなことをです。