”多多伎<タタキ>麻那賀理<マナガリ>”
と歌います。この<タタキ>の解釈に [手抱き]とする学者もいるようですが、これは、<タタキ>は「叩き」で、大変エッチな話ですが、胸をそっと撫でるように叩くと云う意味があるのです。そして、「お互いに組交(ま)じりまわして寝ましょう」と云う意味です。
そして、更に毘売は訴えるように歌います。
“麻多麻傳<マタマデ>”
は真玉手で、大変に美しい手でオホクニの手を指します。その手を私の”多麻傳<タマデ>”「か弱い手」とお互いに巻き合いながらです。<マク>は「枕にして」と云う意味です。
沼河比売が言った言葉と全く同じですが、そう呼びかけたのです。そして、さらに・・・・此れも明日に・・・・