昨日、<フハヤ>「カーテン(文垣)」がゆらりと靡く下で」と説明したのですが、念のためにと、宣長の「古事記伝」を見ました。すると。そこには「文垣が風もないのにゆらゆらと揺れ動く」のでななく
”布波夜は、俗ノ言に、布波理<フハリ>とも布波布波<フハフハ>とも云詞にて、此は床の周<メグリ>に、帷帳<トバリ>などの讕<スソ>の布波理<フハ
リ〉と掛りたる下に、と云るなり”
と書いてありました。亦、広辞苑には「ふわふわしていること。または、そのもの」 と。
これからもわかるように、昨日説明した「ゆるりとたなびき動いている処で」と云うのは間違いで、「ふんわりと垂れ下がっている処」です。