私の町吉備津

岡山市吉備津に住んでいます。何にやかにやと・・・

もうお酒の話はこれくらいにしで・・・・

2018-02-28 09:18:53 | 日記

 と、思ったのですが「古事記」には、この後にも、応神天皇のお酒好きが伺える歴史が書いてあります。序でに、よくご存知とは思いますが書いてみます。
 仁番が日本に酒造りの製法を伝えたのですが、その後、天皇は彼が醸造した酒が気に入り、余計に酒好きが嵩じたのです。それを

        ”於是天皇宇羅宜是所献之大御酒而”

 と書いてあります。<ココニ スメラミコト コノタテマツレル オホミキニ ウラゲテ>です。この「宇羅宜<ウラゲ>」を宣長は
   
              「すずろに心おもしろく、浮き立つを云う」

 と説明しております。一杯飲んで、むやみに、何のこれといった理由もないのに、すずろにです、浮き浮きして大変愉快な気分におなりになったのです。
 なお、この「宇羅<ウラ>」ですが、もともとは「心」「内心」のような名詞として使われていたのですが、「うらかなし」「うらさびし」のように形容詞の接頭詞としても用いられるようになってきます。蛇足ですが????