暫らく、咲く桜と散る桜にかまけてオホクニのことから離れておりましたので、又、元へ戻します。
さて、
スクナヒコナが、多分、朝鮮半島辺りへと思われますが、お帰りになります。オホクニは途方に暮れて
「私は、これからどのように出雲の国を治めて行けばいいのでしょか」
とお悩みになられます。それまで、スクナヒコナが来る前には、オホクニの政治は、何か自信たっぷりにと思われる様な為政だったのではと思えるのですが、ここへ来て、どうして、そんなに、突如として、弱気心が出て来たのか不思議なのですが・・・・・
そなん弱気な心が天に通じたのか、海の彼方から光に乗って神様が、再び、オホクニの前に現れたのです。今度現れた神様の正体は、古事記には、書かれてはおりんせんが、書紀には「幸魂奇魂<サキミタマ クシミタマ」とあります。『魂』ですから、ここに現れた神様は、スクナヒコナとは違ってオホクニの体の魂になって「一緒に国を治めましょう」と言われたのです。そこで、オホクニは、亦も、お尋ねになります。
“治奉之状奈何<オサメ マツラムサマ ハ イカニゾ>”
「いかなる状態でお祭りすればいいでしょうか。貴方様のおられる所はどうしましょうか」
と尋ねられたのです。もしかして、「自分の体の中に、そんなゐ偉い神様が居座ってしまわれたら大変だ」と、思われたのかもしれませんよね。この光と共にやってきた神様を自分の体の中では無く、どこかほかの所にお社でも建てて住まわせたらと思われたのではないでしょうか、お尋ねになります。
スクナヒコナは姿があったのですが声はありませんでしたが、次にきた神様は声はあったのですが姿はありません。その対比も又読んでて面白いところです。
さて、
スクナヒコナが、多分、朝鮮半島辺りへと思われますが、お帰りになります。オホクニは途方に暮れて
「私は、これからどのように出雲の国を治めて行けばいいのでしょか」
とお悩みになられます。それまで、スクナヒコナが来る前には、オホクニの政治は、何か自信たっぷりにと思われる様な為政だったのではと思えるのですが、ここへ来て、どうして、そんなに、突如として、弱気心が出て来たのか不思議なのですが・・・・・
そなん弱気な心が天に通じたのか、海の彼方から光に乗って神様が、再び、オホクニの前に現れたのです。今度現れた神様の正体は、古事記には、書かれてはおりんせんが、書紀には「幸魂奇魂<サキミタマ クシミタマ」とあります。『魂』ですから、ここに現れた神様は、スクナヒコナとは違ってオホクニの体の魂になって「一緒に国を治めましょう」と言われたのです。そこで、オホクニは、亦も、お尋ねになります。
“治奉之状奈何<オサメ マツラムサマ ハ イカニゾ>”
「いかなる状態でお祭りすればいいでしょうか。貴方様のおられる所はどうしましょうか」
と尋ねられたのです。もしかして、「自分の体の中に、そんなゐ偉い神様が居座ってしまわれたら大変だ」と、思われたのかもしれませんよね。この光と共にやってきた神様を自分の体の中では無く、どこかほかの所にお社でも建てて住まわせたらと思われたのではないでしょうか、お尋ねになります。
スクナヒコナは姿があったのですが声はありませんでしたが、次にきた神様は声はあったのですが姿はありません。その対比も又読んでて面白いところです。