私の町吉備津

岡山市吉備津に住んでいます。何にやかにやと・・・

大和事始

2018-04-15 08:16:40 | 日記
 “天地始発之時”と言う書きだした古事記ですが、私の持っている大層古臭い書物の中から、此の「天地<アメツチ>」をどのように解釈しているのか見てまいりたいと思います。先ずは

        “大和事始”

 です。まずは、その写真を・・・・
     

 貝原好古はこの本の最初に、日本の国の先ず最初の状態を「日本書紀」の記述通りに説明しております。

 「いにしへ天地いまだわかれず。陰陽わかれざりし時まろかれたる事、鶏子<トリノコ>の如し。くくもりてきざしをふくめり」

 と書いております。なお「くくもりて」というのは。「外部からははっきりとはそれとは分からない様な状態」を言います。それが日本書紀のいう「渾沌如鶏子、溟涬而含牙」です。古事記の表記とは、随分異なった詳しい天地の創造の様子が分かります。
 「もう ええかげんせえや」
 と思われるかもしれませんが、この天地創造の日本書紀の記述が、また、大変面白いので??御存じのと思いますが、もう少し詳しく見て行きたいと思いますので、よろしかったらお付き合いください。なかなか本題にまで、オホクニの話が終わるまで、まだまだ時間がかかりそうですが、ご勘弁賜ってです。