私の町吉備津

岡山市吉備津に住んでいます。何にやかにやと・・・

端午の節句です

2018-05-05 12:16:28 | 日記
 5月5日は、昔は“端午<タンゴ>の節句”と呼ばれていました。3月3日の雛祭りの女の子のお祭に対して男の子のお祭りです。所謂、9月9日などと一緒に「重陽<チョウヨウ>」節句としてお祝していたのです。でも、もう今ではこの『端午』と云う言葉と共にそのお祭の有りようなどは完全に消え失せて死語になっているように感じますが、つい最近まで、と云っても70年前頃までですが、大切な日本国民の風習として少なくとも平安の昔から続けられてきていたのです。

 さて、今では、死語になってしまった感のあるこの

               “端午”

 ですが、その意味は御存じだとは思いますが、書いてみますのでお読みください。またまたですが、私の持っている古臭い文化年間に出た「山井四季之詞」と云う本によりますと
 『端午とははじめの五日といふ心なり。五月午の月なり、よりて端午共いへる]
 とあります。「午」即ち「ゴ」の音が「五」に通じているため「端五」となり「5月5日」を、それに宛てたとも云われております。
 この端午の節句には、昔から、菖蒲と粽と鯉幟と武者人形とで此の日を祝ったのですが、雛祭りに比べて、どうしてかは分からないのですが、此の端午の節句は、そんな古臭いもんはと敬遠して、完全にこの世の中から消え失せてしまっております。でも、我が家では、と云うより私のノスタルジアでしょうが、未だ、そのような昔からの風習を、今でも、襲用して執り行っています。
「菖蒲湯」なんて「聞いたこともないぞ!!!」と云われると思いますが、我が家では、今も、その湯を毎年楽しんでいます。その我が家の端午の節句をどうぞ!!!