私の町吉備津

岡山市吉備津に住んでいます。何にやかにやと・・・

”雉不還”で“雉之頓使”と云う諺が生まれます

2018-05-18 09:51:12 | 日記
 使いに出した雉も死んでしまい、その雉を射殺した矢は天にまで届き、その矢を、再び、地上に天神が「衝返下<<ツキカエシ>」、投げ返します。結局、その矢に当たって天若日子も死んでしまったのですが、此の事件から『諺』が生まれたとあります。「コトワザ」です。日本で生まれた「諺一号」です。その諺を生む原因になたそれが、

        “雉不還<キキスカエラズ>”
 
 と、此処では、この3字は何らその必要性が無いように思えるるのですが、どうしてかは分からないのですが、敢て、ご丁寧に添えて居りますが。しかし、その言葉が元になって引き出された「諺」の日本初の言葉が

        “雉之頓使<キビスノ ヒタツカヒ>”

 です。
 此の説明も、又、かの宣長先生より。彼曰く、

 『頓<ヒタ>は、「ヒタスラ」などのような「ヒタ}で、「一」と云う意味があり、誰も家来などを連れずに単独で使いをするを頓使い<ヒタツカヒ>と云い、これ以降、単独で派遣することが忌み嫌われ、避けるようにりなったのだ。』

 と。
 
 これまでの歴史を見ていますと、これ以後の幾多の重大な遠征などの場合は、必ず、副將や従者を付けて派遣する例がほとんどです。それ以前は、「天菩比神」や「天若日子」の例で分かるように、単独で地上に派遣されております。
 それ以後にあった副將や従者を随えて派遣した例を、またまた、「私の町吉備津」の例を引いて、2、3ご紹介したいと思いますのでご期待を?????