私の町吉備津

岡山市吉備津に住んでいます。何にやかにやと・・・

清楚なエビネランを・・・

2020-04-25 09:51:56 | 日記
 もう40年も前の話になるのですが、郷里「美袋」の山の中にエビネランの群生の地がありました。土地の人たちは故郷の清楚なる春をこの花によって人知れず味わっておりました。しかし、その小さな田舎の春を楽しんだエビネが、ある時、無残にも跡形もなく根こそぎに引き剥かれてしまったのです。そのころエビネがテレビなどによってブームなり一株が相当な値段で取引されていました。それを知った岡山かどこかの人が美袋のエビネことを聞き知って盗んだのだろうと噂しておりました。
 その跡形もなく盗みおられたエビネの跡地には、ほんの数株ですが取り忘れられて残っていました。その一つを頂いて私も育てました。それがいつの間にか数十本にも増え、今年も可憐な花が10本ほど咲きました。

  その清楚なる姿を

     

        昔見し 故郷の空を 今もなお 我が家の庭に 咲き初むエビネ

君影草

2020-04-24 10:02:59 | 日記
 まずは写真を

        



 お隣から種でも飛んできたのかもしれませんが・・・何時の頃からかは分かりませんが、植木の中に鈴蘭が芽吹き、それに花を付け始めました。
 今年も可憐な花が咲きました。この鈴蘭の別名を「君影草(きみかげそう)」というのだそうですが、誰がこんな粋な名前を付けたのか知りませんが、花を見るとなるほどと感心しきりで、いよいよ愛しさが増しますね。
 通りの蔭からあなたの通りすぎるのをこっそりと息をひそめるように眺めた遠い昔を思い出しながら写してみましたが・・・・

長い藤の花ぶさです

2020-04-23 09:35:22 | 日記
 子規が床に活けているある藤の花ぶさが短いのをみて「今、少し長かったらよりきれいなのに!!」と嘆いたといわれていますが、私の藤は、けっこう、それは長いので見てください。



 すらりと伸びた薄紫色の艶やかなる美人の顔(かんばせ)に似たる姿を辺り一面に投げかけ、通り過ぎゆく人を魅惑の場に引き入れております。
 目をその上に遣ると、4月の空がみずみずしい木々の緑の上に一杯に美しい青色を呈しながら広がり、それらのものが見事に調和して、今の時にしか見ることのできない風景を展開しております。その風景も

           

石楠花と吉備の中山と空の雲が応援しています・・・

2020-04-22 09:45:26 | 日記
 今日は「石楠花<シャクナゲ>」の花を見てください。この花は「ツツジ科に属す。」と植物図鑑には書かれています。すると、昨日のツツジと親類の花だということです。そんなこととはつい知らず、玄関の左右に並べて道行く人の目にと・・・知らないことの何て多い今年の行く春です。

             

 今日も、吉備の中山が緑の風を吹き下ろして、輝くように呼びかけております。「外出を自粛して」と。それを応援するように雲までが人型となって・・・

            


暮春です

2020-04-21 11:44:51 | 日記
     “いたずらに 過ぐる月日は 多かれど 花見て暮らす  春ぞすくなき”
 興風の歌です。コロナコロナで半年があっという間に過ぎ、花どころではない世界中が、魚に泪の大騒ぎで、時だけが足早に通り過ぎてゆきました。「テレ・・」だ何て言葉もやたらと大手を振っており、これから先がどうなることか静心なき晩春です。
 そんな中、我が家の庭に今年も春の終わりを告げる花々が咲きだしました。今日からしばらくの間それらの花を見ていただき、ままならない憂き世を少しでも忘却の彼方に追いやっていただければと思います。

              

 なお、私はコロナのことを忘れたく、毎日、九ちゃんよろしく、上を向いて歩いておりますから??こんな空が数日前に吉備の中山の上に見えました。でついでにご紹介します。