大阪で講演会を開催しました。
今回の演題は「地中熱利用技術と利用システムの事例」でした。
先週13日、大阪市の難波の道頓堀ホテルで、当協会の理事で浪速試錐工業所の後藤 文彦会長を講師にお願いして開催しました。
同氏は、「地中熱利用促進協会」の理事でもあり、自然エネルギーを企業や農業等の冷暖房や給水に利活用して、省エネに実現することを推奨しておられます。現在、鹿児島県の農業技術開発センターの果樹部で、ハウスミカンのハウスに地中熱を使用した「ヒートポンプ」を設置され、実用実験中です。
地中熱エネルギーという言葉は、解ったようで解らない。今回の講演でも良く仕組みが解らないが、とにかく省エネに関心が高く、ぜひ利用してみたいとの質疑が交わされ、企業の方々の関心は高いでした。
では、地中熱を利用したヒートポンプとは、地中熱利用促進協会の説明によると、
「ヒートポンプは熱を温度の低い所から高いところに汲み上げ、 その熱を利用するための装置です。使った電気エネルギーよりも多く の熱エネルギーを取り出すことができます。
一般に普及しているエアコンは、空気を熱源としたヒートポンプです。夏の冷房では、家の中の熱を奪い取り、外の空気に逃がし ます。逆に冬の暖房では、外の空気から熱を奪い取り、家の中に放出します。
これに対して、地中熱利用ヒートポンプ(GeoHP)は、地中や地下水、河川水等を熱源としたヒートポンプシステムです。空気と違って、地中の温度は年間を通 して大きな変化がありません。そこで、夏の冷房では外の空気より低い温度の地中に熱を放出し、冬の暖房では外の空気より暖かい地中から熱を取り出すことができます。」
となっています。わかりましたか?。まだ解らない方は、下記の地中熱利用促進協会までアクセスしてみてください。http://www.geohpaj.org/
講演の様子 ヒートポンプの仕組み
かごしま企業家交流協会
http:// www.kagoshima-kigyouka.com/