よかど!鹿児島

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紳士服、脱「スーツ依存」

2017-01-06 09:30:15 | どうなる日本経済

紳士服メーカが多角化経営

飲食業などに進出

紳士服大手が主力のスーツ事業以外の収益源の構築を急いでいる。との記事を読んだ。

背景には、高齢化や団塊の世代の大量退職、クールビズなどによる市場の縮小があるようだ。

それにしても、青山商事やコナカが飲食業に、はるやまは眼鏡や靴など装飾雑貨、全くの異業種部門だが、紳士服販売で培ったノウハウが活かされるとのこと。

コナカはフランチャイズチェーン(FC)展開で、2016年夏にからあげ専門店「からやま」の出店を開始。とんかつ店「かつや」など他業態も含め5年で3倍の40店弱に増やす。

青山商事もFC展開する焼肉店「焼肉きんぐ」などの飲食店を2年以内にも5割増の50店に増やす目標。

コナカや青山商事が飲食事業に注力するのは郊外への出店ノウハウを生かせるほか、紳士服店と併設すれば空きの駐車場を有効利用できるためだそうだ。FCなら共通マニュアルを基にするため、他業種でも運営しやすい。豊富な資金力をベースに地域に集中出店すれば認知度も高まるとのこと。

こうした多角化の背景にあるのはスーツだけでは生き残れないという危機感だ。紳士スーツ市場は約2100億円とここ10年で3割縮み、今後も伸びは見込めない。明るい将来を描くためには新たな一手は不可欠とのこと。

稼ぐ力があるうちに次の成長の種を見つけられるか。多角化競争は一段と激化しそうだ。

     

 

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