猛暑の中、脱走事件に驚愕
一方、さわやかな風も感じた。
今年のお盆は猛暑であった。
全国の地方の戦いを勝ち抜いてきた高校生による熱い戦いが甲子園で行われている最中、全国では様々な事故や事件、大雨など異常気象による被害が発生する お盆でもあった。
中でも、びっくりしたのは、富田林警察署の考えられない失態による脱走事件。初動の対応のまずさもだが、危機管理意識のなさによる今回の失態には、これまで財務省や文科省などの官僚制度の疲労が、第一線の警察までも及んでいることに、元地方公務員として、嘆かわしい気持ちを抑えることができない。
日本の警察は優秀だと世界に評価されていた時期もあったと思うが、ここまで危機管理システムが劣化しているとは、その状況を世界に知らしめたのではないだろうか。
そういう中で、山口県周防大島町の２歳児のヨシキちゃんの行方不明の捜査で、ヨシキちゃんの体力もだが、７８歳の大分から軽ワゴンで駆けつけボランティアで捜査に係った尾畠さんの行動には、日本中が感動を貰えたのではないだろうか。
年金生活をしながら、全国の災害地にボランティアとして駆けつけるその行動力には、高級官僚が忘れている社会のために奉仕する日本人としての心を身をもって実践行動している。
熱い熱いお盆の中で、日本中にさわやかな風を感じさせる尾畠さんに感謝の気持ちを心から捧げたい。ありがとう。
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