よかど!鹿児島

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自動車大手新興国へ軸足/どうなる日本経済(19)

2009-10-20 09:05:01 | どうなる日本経済

世界の自動車大手は、新興国に経営の軸足を急速に移している。

このことが、今後日本経済、特に日本の中小自動車製造業にどういう影響を与えるのだろうか。

トヨタ自動車も新興国向けの低価格車をダイハツ工業と共同開発に踏み切ると報道された。トヨタの販売価格で最も安い100万円を切る価格を目指し、2010年代前半にインドやブラジル、中国などで順次発売するとの計画のようだ。

世界の自動車大手は、ドル箱だった欧米の市場縮小で、今後高い成長が見込まれる新興国に経営の軸足を急速に移している。

価格競争が厳しい新興国で収益を上げられる車種開発に自動車メーカーが取り組むと言うことは、日本の部品メーカーも低価格の部品供給ができなければならない。価格と品質の両方を備えた部品開発競争が激化する、そしてそれに耐えられなければ、生き延びていけない時代にいよいよ突入することになる。

世界の自動車大手も新興国市場に攻撃をかけている。そういう意味では、本格的な新興国向け低価格車販売の世界戦争の火ぶたが切られたことになる。

*他の自動車大手の販売戦略

 ・ホンダ自動車・・・2011年までに小型車を販売

 ・日産自動車・・・・2010年から先進国を含め世界150カ国強に投入。

 ・米フォード・モーター・・・2010年初めに低価格小型車をインドで生産・販売

 ・独フォルクスワーゲン・・・2011年からスロバキヤで生産、新興国市場に投入。

 ・韓国・現代自動車・・・5000ドル台の小型車を数年内にインドで生産

 ・印タタ自動車・・・・20万円強の超低価格車「ナノ」を販売

 当協会会員企業にも自動車部品製造企業は多数おられる。ぜひ、何とか低価格自動車向け部品供給体制を整え、時代に対応した企業経営をぜひ確立して頂きたいと強く願っています。

かごしま企業家交流協会

◇ http:// www.kagoshima-kigyouka.com/  


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