よかど!鹿児島

企業家交流協会のモノづくり、人づくり、地域づくりのための支援活動や鹿児島の魅力などについて情報提供していきます。

外資が生かす日本の技術②/どうなる日本経済(96)

2010-12-22 06:42:03 | どうなる日本経済

中小企業の技術をグローバル化させた成功事例

新潟県長岡市の中堅米菓メーカー「岩塚製菓」の取り組み

日本の中小企業の培ってきたモノ作りの技術やノウハウを、どう生かすか、これからの日本の不沈がかかっているといってもおかしくない状況である。

今回の取り組み事例は、独自技術やノウハウを持つ日本の中小企業が、海外の成長企業に技術協力すると同時に、その海外企業の株式を取得し、将来その企業が成長すれば配当や株式売却駅でリターンが得られるという成功事例です。

長岡市の岩塚製菓が、27年前、台湾の大手食品メーカー、旺旺集団(ワンワングループ)に、米菓の技術指導を請う形で提携を開始し、その後中国本土に進出し大成功をし、岩塚に大きな金リターンをもたらしているもので、大塚は旺旺の発行済み株式の約5%を保有し、受け取る配当金は年間10億前後になるというものだ。

日本の大手企業はM&Aで、中小企業では資金力やそこまでのノウハウがない、そこで、中小企業が持つ技術・ノウハウの出資という方法で、別の収益源を作る方法も一つの手法としておもしろい方法だと思われる。

これからは、環境変化を見極めて自分たちの技術やノウハウをいかに有効活用するか、柔軟な知恵と発想が求められている時代ではないだろうか。

 

                   旺旺への製品

かごしま企業家交流協会
hpp//www.kagoshima-kigyouka.com/
 
 


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