よかど!鹿児島

企業家交流協会のモノづくり、人づくり、地域づくりのための支援活動や鹿児島の魅力などについて情報提供していきます。

一家に1台3Dプリンター/どうなる日本経済(351)

2014-11-13 08:32:15 | どうなる日本経済

一家に1台時代へ3Dプリンター

もうあなたの手の届く価格が迫っている。 

今や、最もホットな情報機器と言えば、3Dプリンターだと思う。

これまで、業務用の大きくて高い製品しかなかったが、ここ数年で一般の家庭・個人でも使えるよう、小型で低価格のものが次々と登場している。

実際、3Dプリンターを使いこなすには3D CADの知識が必要ということもハードルが高いものだが、低価格になってきたことで興味を示す人も増えてきている。

3Dプリンターの小型化が進んでいるが、驚異的に小さなものがKickstarerの「iBox Nano」と言うものだそうだ。

価格は299ドル。日本円で約3万2,000円ほど。赤、緑、青、黄の光硬化樹脂と専用ソフトウェアがセットになっている。

サイズは85×110×235mm。重量は1.1kg。まさに手のひらサイズとなっている。出力できる造形物の最大サイズは40×20×90mm。最小積層ピッチは0.39μmと超高精細だという。実際に使ったことがないので、確信はないが。

          世界最小3Dプリンター「iBox Nano」

3Dプリンターの使い道は、元々は工業製品のサンプルなどの試作に使われていたが、最近では医療分野やホビーの世界でも使用されてきている。

低価格化が進むと、家庭でも利用されるケースが増える。一家に一台の時代は来るのではないだろうか。ポイントは、手軽に買える点、小型である点がポイント。インクジェットプリンターのようになるのでは。

3Dプリンターで何ができるか」。それは、使い方、アイデア次第ではないだろうか。まずは、学校など教育機関で使われ出したらスピードアップするだろう。そうなると、家庭の必需品になる可能性大だ。

この手のひらサイズで、低価格の「iBox Nano」が、もしや「一家に一台、3Dプリンター」という時代の幕開けになる製品になるかもしれないといわれる。動向を見守りたい。

             

 

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SPP報告書完成/鹿児島での活動(377)

2014-11-12 09:19:59 | 鹿児島での活動

今夏実施した「高校生向けSPP講座」の報告書

参加高校等へ発送完了

今年の8月に実施した「サイエンス・パートナーシップ・プロジェクト」(SPP)講座の報告書が完成し、参加高校や支援機関、講師等への送付いたしました。

改めて、報告書を見て、この夏の高校生達の「連帯によるエネルギー革命」という難題にチャレンジした熱い思いが再び蘇ってきました。

折しも、テーマを「アインシュタインとノーベル賞」といテーマを講座で設定したところ、鹿児島から初のノーベル賞も赤崎先生が受賞されることになり、グットタイミングでした。

又、今話題の3Dコンピューターも展示・実演して戴き、その仕組みや今後の役割など、最先端技術にも触れる機会を設定しました。

未来のノーベル賞を目指して、「講義」「実験」「討論」「発表」という方式で、高校生にとって大学生並みの90分授業は、大変だったはずです。

それに、大学の教授、又、第一線の社長等が講師として登壇しての講義等は、又、緊張の連続だったと思いますが、それを乗り越えての4日間。

見事に乗り越えた姿が、細かに記録されています。

何よりも、講座修了後の高校生の感想文には感動する内容が盛りだくさん。ぜひ見て戴きたい内容です。当協会の賛助会員の高校にはお送り致します。ご覧下さい。

      

 

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すごい人だ!/鹿児島での活動(376)

2014-11-11 10:45:04 | 鹿児島での活動

すごいと言うしかない。 

食による地域づくり仕掛け人

県内で活動するNPO仲間で「県NPO団体ネットワーク協会」を組織しているが、その1人に「食育研究会らく楽料理教室」を経営している梛木 春幸さん。

この人がすごいと言うしかない。関西から親の看護でUターンした調理師。鹿児島の食材の魅力に惚れ込み、食育で「和食文化」を推進している。

苦節10年、今や県内の色々な団体で月の半分は講演活動。テレビ・ラジオ出演はもとより、引っ張りだこの方だ。この人の話を聞くとわかりやすい。おもしろい。元気・やる気がでる。

2年程前には、鹿児島のなかなか普及しない魚・食材と、悪者呼ばわれされる桜島の灰に着目して、「さくらじま灰干し弁当」の製造方法を開発して、JR鹿児島中央駅駅弁売上げNO1を走り続けている。

この梛木 春幸さんの活動のコンセプトは、①地産地消、②和食文化の伝承、③無添加物の推奨という。

先月は、フランス日本大使館に10日間呼ばれ、3都市で和食文化を披露し、大好評。昨日は、東京で、農水大臣から「食文化賞」を受賞。

鹿児島に、豊富な食材に惚れ込み、これを支えている弱い立場の人達に光を与え、素材が絶えないよう日夜努力している和服姿は、将に西郷隆盛の風貌という人もいる。

このような人材が一人でも2人でも、鹿児島に増えることが、鹿児島を支える力になることは間違いない。

      

 

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鹿銀・肥後銀行が統合/鹿児島の話題・情報()

2014-11-10 10:44:26 | 鹿児島の話題・情報

地方銀行も生き残り策

鹿児島・肥後銀行が統合

ビックリしました。

都市銀行の大型合併が定着し、いよいよ地方銀行の番になったようだ。

九州の有力地銀である鹿児島銀行(鹿児島市)と肥後銀行(熊本市)が経営統合する方向で検討していることが7日、分かった。

実現すれば総資産は8兆3千億円を超え、全国で9位、九州では西日本シティ銀行を抜き第2位の地銀グループが誕生することになるという。

関東では、横浜銀行と東日本銀行も経営統合する方向で最終調整しており、地銀でも再編の機運が一気に高まってきた、と報道されている。

石橋をたたいて渡ると言われる鹿児島銀、又肥後銀行は石橋を何度も何度もたたいて渡ると言われる。

又、両銀行は宮崎県などにも展開している。特に、肥後銀は熊本県内で絶大な営業基盤を誇っているそうだ。財務内容が健全な両行の統合は、周辺地銀にとって大きな脅威となることは間違いない。いや、九州でNO1の福岡圏域の福岡フィナンシャルグループとのシェア争いが激化するとも言われる。

いずれにしても、生き残り策だけでなく、今後の中小企業への融資や、将来有望な起業等への投資が厳しくなることだけは止めてほしい。地域発展に貢献する。地域と一体となる銀行を目指してほしいことを、切に願っている。

         

 

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純利益2兆円/どうなる日本経済(350)

2014-11-07 08:35:23 | どうなる日本経済

トヨタの純利益が2兆円

北米が好調で、円安が追い風

我々庶民感覚からすると、ぴんとこない2兆円の純利益。

トヨタ自動車が5日発表した14年9月中間連結決算(米国会計基準)は、本業のもうけを示す営業利益が前年同期比7.7%増の1兆3519億円となった。リーマン・ショック前の07年9月中間の1兆2721億円を上回り、7年ぶりに中間期の過去最高を更新したとのこと。

消費税増税後の国内販売は低迷したが、主力の北米販売が好調。円安が輸出や海外販売の採算改善につながったとのこと。15年3月期連結業績予想は、営業利益は前期比9.1%増の2兆5000億円(従来2兆3000億円)、最終的なもうけを示す純利益は9.7%増の2兆円(同1兆7800億円)と、いずれも2年連続で過去最高を更新するという。

通期の想定為替レートは1ドル=104円(同101円)と円安方向に修正したとのことだが、現在115円。円安が続くと、まだまだ増加するかも知れない。

他の自動車メーカーも増加していると言うから、これからもどこまで伸びる可能性がある。

だったらせめて、国内の車を少しでも安くしてくれ!と言いたいのは、私一人ではないだろう。

           

 

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かたつむり経営/どうなる日本経済(349)

2014-11-06 10:04:48 | どうなる日本経済

「易経」の名言

「窮すれば即ち変ず、変ずれば即ち通ず」

先日、鹿児島県の湧水町にある半導体生産子会社の「鹿児島セミコンダクタ」を、半導体製品製造の「フェにテックセミコンダクター」に売却することをヤマハが公表した。

従業員120名は引き続き委譲されることになり、一安心だが、やはり地方での企業経営は厳しい。

そんな中、「かたつむり経営」なる言葉に出会った。

これは、三菱電機の元社長の下村節宏相談役が「彫刻家の北村西望氏の「たゆまざる 歩みおそろし かたつむり」と言うことからヒント得たという。

「三菱電機は、現場で緻密な改善をコツコツと積み重ねる活動こそが当社の底力だ。」という思いがあり、

「窮すれば即ち変ず、変ずれば即ち通ず」という「易経」の名言をもって、社員を励ましてきたとのこと。

「とことん考え抜けは、対処の方法が見えて、事がなせる。」と言う意味に理解して、社員教育に使ってきたとのこと。

先日も、当協会のアトムニクス研究所の畑田社長が、東洋ツール工業の幹部社員への講演の中で、粘り強く、脳みそを絞り出して考え抜く」という話をされたが、こういう苦しい時にこそ、経営者は勿論、社員がこの言葉の意味を理解し、事を成せは、苦難を乗り越えるやり方が必ず見つかるのではないだろうか。

                   

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新規事業の始め方/どうなる日本経済(348)

2014-11-05 09:43:48 | どうなる日本経済

出光興産の天野昭彦相談役

新規事業の始め方

新規事業で最も大切なのは、「大義があるかどうかだ。」目的さえ揺るがなければ、社員は苦しくても頑張れる。と述べている。

既存市場から飛び出す勇気があれば、道は必ず開ける。と言っている。

出光興産と言えば、創業者の出光佐三は百田尚樹氏の小説「海賊と呼ばれた男」のモデルになった企業である。

人を育て世の中に貢献できる「人間尊重」という経営理念を実践する企業である。

人は、基本さえ出来ていれば、道の場所でも苦しい経験をしたほど成長する。常に新しい市場に挑戦する。ことが大事。

日本のエネルギー安保に貢献する。と言う創業者の使命を今も出光浜守ながら新規事業にチャレンジし続けているという。

この企業の「大義」。中小企業はなかなか会社理念がない、使命を忘れているという現実がある。

改めて、この出光興産の新規事業を始める時に、「大義はあるか、考えてみる。」ということを問いただす必要があるのではないだろうか。

       

 

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「深は新なり」/どうなる日本経済(347)

2014-11-04 08:30:08 | どうなる日本経済

日経ビジネスが登載した「東レ」

「深はしんなり」の意味とは?

日経ビジネスの』取材班が「東レ」について、「深はしんなり」というキーワードに遭遇したと書いている。気になる言葉だ。

「東レ」社内で長年語り継がれている「俳人・高浜虚子の言葉」だそうだ。1つのテーマを深く掘り下げていくと、新たな発見が生まれる。この姿勢こそが、今の東レを形作ったと言える。と取材班は書いている。

「繊維事業が稼ぎ頭であり続けられるのは 研究開発を通じて技術的な限界を深く追究し、新たな用途を提案し続けられたからだ。「繊維は成長産業」であるという信念を貫いて投資を続けたことで、最後の総合繊維メーカーという独自の地位を手に入れた。」と続けている。
 
先月、奈良県の伝統産業を訪問し、聞いた話と符合する。多くの繊維メーカーが事業転換する一方で、東レは唯一、総合繊維メーカーであることにこだわり続け、繊維事業に投資し続けた結果、
勝ち残ったのだそうだ。

愚直に、繊維の技術を深掘りし続けた先に、宝を発見した。この取組は、奈良県の「呉竹」という墨の企業と理念・目標が重なる。

「炭素繊維に代表される新たな成長分野を開拓できたのも、合成繊維の技術を深く掘り下げた結果だ。短期的に収益を稼げない事業であっても、粘り強く研究開発を深めれば革新的素材を生み出せる。」 東レの今の業績は、それを雄弁に物語る。と締めくくっている。

企業が、ここまでやれるには、経営者のブレない強い経営理念、リーダーシップが必要だと思う。

グローバルな今の時代こそ、この「深は新なり」という意味を噛みしめ、日本の中小企業も見習うべきではないだろうか。そんなことを教えてくれる記事である。

東レが次の成長分野に位そんな置づける[hitoe](ヒトエ)、電気自動車{TEEWAVE」、それに診断ツールに使えるDNAチップ。

         
 
 
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