先日、『大阪民報』に「セクマイ関西」の大橋明日香さんが紹介されました。実は今朝、その記事を読んだという方から『大阪民報』経由で私の連絡先を知って電話がありました。今、近くにいるのでということでしたのでお会いしました。
大阪府下にお住まいの男性で、年齢は60歳すぎくらいでしょうか、ゲイの方でした。私も「セクマイ関西」になにか協力したいと言われました。『聞きたい知りたい性的マイノリティ』の本ももちろん読んでおられましたが、こういう本が出たということにとても驚いたそうです。時代の進歩を強く感じられたそうです。
若い時には「化け物」呼ばわれされたこともあったそうで、ずっと独身、まったく誰にもカミングアウトせずに生きてこられました。ほぼ私が初めてだと話されていました。相当の勇気を持って私に会いに来られたのだと思います。この本にはとても勇気づけられた、残りの人生を有意義に過ごしたい、とにかく私と同じような人がいるんだということがわかってとても感謝しているとおっしゃいました。
お名前などは一切話されませんでしたので、私からも聞いてはいません。今後の連絡手段は一方的に私の方に電話をされるということです。これから「セクマイ関西」のような場があればぜひ参加したいとおっしゃっていました。
そうですね、ありがたいことです。読者ハガキの返信ではなくて、読者ご本人がこうしてわざわざ訪ねて来られたということ。とにかく、あの本が全く見ず知らずの人たちを励ましているんだということに私は強く感激しました。
なので、ぜひ早く重版に追い込みたいと思っています。