著者は、3年前に『聞きたい知りたい性的マイノリティ』(小社刊)を著した杉山貴士さんと、昨年、息子さんからのカミングアウト体験を『ゲイでええやん』(東京シューレ出版)で記した伊藤真美子さんのお二人です。伊藤さんが杉山さんの本に出会ったことがきっかけでこのほど2人の対談を中心に1冊の本にまとめました。同性愛者の当事者である杉山さんと当事者の子どもを持つ親の対談です。
同性愛者にとってとても大きな壁でもある父母へのカミングアウトを巡る対話は、家族、友達、労働、人生観へと広がっていきました。また若い男女2人の同性愛者の方にもエッセイを綴ってもらいました。あわせてお読みください。
お二人の知り合いである浅井春夫さん(立教大学教授)にも推薦の言葉をいただきました。この本のポイントを簡潔にまとめて頂きました。ありがとうございました。
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性的マイノリティは私たちの身近にますが、その存在は現実にはなかなか見えません。なぜなら、職場などで働く当事者は「ノンケ(異性愛者)生活」をしているからです。本書は、ゲイの息子を持つ母親で学童保育にかかわる伊藤真美子さんと、医療生協でカミングアウトしながら働いている杉山貴士さんの対談を中心に、「はたらく」「つながる」「自分らしい性を生きる」ために、どんなことが職場や地域でできるのかを考えていきます。若い当事者である伊藤やおきさん(ゲイ)と愛さん(レズビアン)2人のエッセイも必読ものです! 詳しくはコチラをご覧ください。