前々から近くを通る度に気になっていたのですが、吹田の万博記念公園に日本の公園内設置では最大規模の太陽光発電パネルが設置されています。中央環状線沿いの自然文化園南西斜面に約6メートル幅×270メートルの長さにわたって、モノレールに乗るとよく見える場所です。最大発電量は200kwhで公園内消費電力の1.7%を賄うそうです。
実は万博公園ではさまざまな自然エネルギー研究が行われているのです。ソーラー・風力ハイブリット外灯の設置、井戸水の利用、間伐材や剪定和枝の堆肥化や製炭化、木質バイオマスシステムによる足湯温泉など。もともと緑が多い場所ということもあり、さまざまな研究が行われているようで、公園事務所に申込をすれば見学も可能かも知れませんね。
そういえばわが家のすぐ近所にある吹田市立やすらぎ苑(火葬場)にも太陽発電パネルが設置されています。2年前の建て替えに伴って設置されたそうで、発電出力は10kwhで吹田市が設置したものの中では最大級です。この発電で5%の電力削減が可能で、建物内には、発電の状況がわかるよう、液晶モニターが設置されており、瞬間の発電量や1日の発電量の変化、1年間の発電量の変化などを映像で見ることできます。この他にも、屋上緑化や駐車場の芝生化、散水用の雨水利用などが行われています。