待望の「文字起こし機」が届いたので、あれこれ設定する。名刺大サイズの画面に小さなキーボードが現れ、それで入力・設定していくのが結構厳しい作業になるが、無事に設定完了。商品名は「オートメモ」。AI搭載のボイスレコーダーで、録音しながら文字起こしをしてくれ、それが画面で確認できると同時に音声とテキストは直ちにメールで指定のパソコンやスマホに送られ、グーグルドライブなどのクラウドに保存される。
さて肝心な点が、文字起こしの精度だが、なんとほぼ完璧に近い。もちろん正確な原稿にするには、聞き直しながら出来上がったテキストをチェックしなければならないが、いやあ、これがAIといものなのか? 正直、驚いている。これまで録音を聴きながら無数の原稿を文字起こしで作成してきた。私の能力では早くできても10分の録音を起こすのに1時間はかかった。1時間ものなら6時間、2時間ものなら12時間かかるという忍耐力の必要な作業だった。それが一気に集中してできればいいが、現実には他の仕事をやりながらその合間に時間ができたら文字起こしをするという状態だったので、このAI文字起こし機の登場は私にとってはまさに革命的な出来事と言える。
さてそのテスト結果だが、肉声を直接録音するのがベストではあるが、パソコン経由の音声、例えばズーム会議やYouTubeで配信される講演会などの音声もほぼいける感じがする。話の展開や文脈を理解するので文字の表記もほぼ問題はない。70か国ぐらいの言語に対応している。使用には購入費以外に別途課金があるが、これまでの文字起こし作業に費やしたコストを考えればとても安い買い物だと思う。
ということで、明日の座談会記録はこのAIレコーダーにお任せしてみよう(もちろん従来のレコーダーも使いますが)。