6月7日(木)
出勤後、とりあえずメールとFAXチェックをして本日の出荷内容を確認する。
終って神戸での学童疎開本の編集会議に向かう。
車中本は吉村昭の『総員起シ』(文春文庫)。1980年の本なので文字が小さくて読みにくいが、実話に基づく内容はおもしろい。
編集会議では学童疎開に参加した子どもたちの名前をどう扱うかをめぐって喧々諤々。
13時に帰社して出荷作業を終え、昼ごはんとなる。
午後は印税支払い関係、集計、返品整理、そして原稿整理となる。
国会では入管法が委員会で強行採決。付帯決議事項の多さが、この法律の悪法ぶりを示している。石川大我議員があるミャンマー人のことを紹介していた。
「この法律ができれば私はミャンマーに強制送還され、逮捕され拷問を受け刑務所に入れられる。そんなことになるくらいなら自分で死を選んだ方がいい」
日本は今、そのミャンマーで国民を弾圧し続ける軍事政権に協力している。それを支える思考と入管法の思考は通じているのだ。