昨年4月に発行した『ここまでできる!ホームヘルプサービス』(大阪社保協/よりよい介護をめざすケアマネジャーの会編)。幸いにも、現在も途切れることなく読者が広がっています。各地の学習会などで普及が進んだり、書店からの注文も続いています。
引き続き今後も各地で学習会が予定されてるということで、第3刷(2000部)突入します。地道にコツコツと全国のケアマネジャーさにゃヘルパーさん、さらに介護保険利用者さんに読んでいただいているようで嬉しいです。ありがたいことです。
新刊『議員定数を削減していいの?』の著者、上脇博之さんが講演されます。東京方面の方、ぜひご参加ください。当日、会場で本の販売をします。
●日時 2月17日(木)14時~16時(開場13時40分)
●場所 衆議院第2議員会館 多目的会議室
●次第 政党代表あいさつ・国会報告
・講演 上脇博之氏(神戸学院大学大学院教授)
※上脇博之教授のブログ「ある憲法研究者の情報発信の場」
・活動交流・参加者の発言
●主催 憲法改悪阻止各界連絡会議(TEL03-3261-9007)/自由法曹団/新日本婦人の会/全国商工団体連合会/全国労働組合総連合(TEL03-5842-5611)/全日本学生自治会総連合/全日本民主医療機関連合会/日本民主青年同盟/農民運動全国連合会
上脇博之さん(神戸学院大学法科大学院教授)の新刊、『議員定数を削減していいの?』が2月14日から発売となります。
読者のみなさんには、随分とお待たせして申し訳ありませんです。各地の運動の力になるように、この本を使っていただければ幸いです。
詳しい内容は、コチラ(現在、改修中のHP)新しくに紹介していますのでよろしくお願いします。
■絵美ちゃんへの返信
今、絵美ちゃんや優ちゃんのことを思い出しながら年賀状を書いていたところでした。
絵美ちゃん、また一つ子育て峠を越えた1年だったんだね。いつも、あなたからの便りに励まされています。そして、人間の教育の力の大きさに胸を熱くしている私です。
二年生の時、ほぼクラス全員にいじめられていたという事実。どれほどか心配もし、心を傷めたことでしょう。それを思うだけでも、私の心も痛いです。なのに、あなたは、クラスの子らや担任、いや学校を責めることなどいっさいしていない、その姿勢に驚いています。
わが子に「学校に行きたくなかったら、無理しなくてもいいんだよ」と言える絵美ちゃんもすごいし、その中ででも「三年生になって理科の勉強がしたいねん」と学ぶことに意欲を見せる優ちゃんもすばらしいです。
あなたが読み聞かせのボランティア活動に積極的に参加し、学校を拒否せず働きかけを続け、その姿に担任の先生が動き、いじめをなくす取組みが進んでいったのでしょう。
それにもまして、イジメをしていた子らにも葛藤があったんだと捉え、春休み中、その子らをわが家によび一緒に遊んだ絵美ちゃん、私はあなたの生きぶりに頭が下がります。
そして、春休み、仕事を辞める決断をし、何か自信を持たせようと子どもの好きなルービックキューブの特訓。できた時の絵美ちゃんと優ちゃんの笑い声がここまで聞こえてきそうです。
しかも、お義母さんのお世話をしながら、介護福祉士の国家試験に挑戦し合格! やったね絵美ちゃん、おめでとう、よくやった!
自分の人生を自分で一つひとつ切り拓いていく絵美ちゃんのたくましさ、私が教えられています。私の方が教え子やなあ。
三年生になった優ちゃん、ぐっと成長したね。イジメの加害者を憎まず、作文にも友だちが登場してくるんだもんね。
理科の授業に興味を持ち、核心を捉えた視点で物事を見ているとのこと。具体的にどんな授業で、どんな話をしているのか知りたいなあ。知的な好奇心が育ってきてるね。大きな成長の証しです。漢検合格もやったね。
それにもまして、優ちゃんも絵美ちゃんもイジメの加害者を憎まず、本物の優しさで向き合い、人の心を融かしていったことは感動です。
クリスマスイブに「もしおなかがすいていたり、のどがかわいていたら、れいぞうこをあけてください」。サンタさんへの手紙にこんなことを書いた子どもを知りません。
私は泣けました。優ちゃんを抱きしめたくなりました。それを優ちゃんからの両親への贈り物だと捉え、一緒に喜び合える絵美ちゃん夫婦に拍手です。ご主人にも会ってみたいなあ。
こんなすてきなクリスマスプレゼントが届き、私は何よりうれしいです。
この1年、会えなかったけど、その間の親子の成長ぶりは10年くらいの値打ちがあります。
思えば絵美ちゃんとは、あなたが小学校二年生の時以来のつき合いだもんね。二年生の時、作文が好きになり、あれ以来、うれしいこと、悲しいこと、苦しいことを、書くことで乗り越えてきたという絵美ちゃん。
そして、こうして今も届くあなたからの手紙や作文、私は両手でしっかり受け止めたいです。
今度会った時は、またどんな話が聞けるか楽しみにしてるよ。わが家にも遊びに来てね。五月の息子のコンサート、土曜日の夜だから、今度はご主人も一緒に来てくださいよ。待っています。
今年、最後の幸せを絵美ちゃん親子にもらいました。ありがとう。
(とさ・いくこ 和歌山大学講師・大阪大学講師)