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ちょっと毛色の違う歴史物。
5話のオムニバスだが、家康の人材登用の妙が、原点なのだろ。
秀吉から拝領した関東は荒野であり湿地帯であった。家康はそこに繁栄を築いた。有名な話だが、どんな風に?
治水、利水➰流通整理。土木工事の辛酸は語られない。丹那トンネルの苦労を読んだばかりだから、僕には少なくとも不要だ。土工の悲惨が無いので爽やかに読み進める工夫なのだろう。
鋳造。水道整備➰。来年からの東京探訪の知的バックボーンになりそうな。もう少し、テーマ毎に深堀が欲しい気持ちになったが、これは入門書、そういう興味ですらすら読みました。