月刊 きのこ人

【ゲッカン・キノコビト】キノコ栽培しながらキノコ撮影を趣味とする、きのこ人のキノコな日常

きのこ検定

2014-02-23 22:10:25 | イベント
きのこ検定を受験してきた!

「きのこ検定」は、ありとあらゆる検定試験を企画している日版が、ホクトなどの協賛をえて催した資格試験。資格って言っても、ほとんど役に立つとは思えないが、マニアを自認する者としては挑戦とも受けとれるこの企画、受けざるをえない。あざといわ…。

全国4会場で試験が行われて、自分が受けた名古屋会場は100人ちょっとが集まった。

今回は3級と2級が同日開催だったので、自分は併願してみた。
それぞれマークシート式の四択問題が100問、持ち時間は1時間。7割正解で合格のようだ。

「きのこ検定公式テキスト」というのが市販されていて、そこから出題されるんだけど、私はマニアの意地を見せるため、テキストなしのハンデ戦で挑んだ。いやいや、まだそれだけでも足りないと思って、消しゴムを使わない追加ハンデも!(すいません、忘れただけです)



参加賞のきのこ学習帳(笑)

試験開始。楽勝だと思ってた3級が予想以上に難しくてあせった。キノコ栽培の歴史とか、研究者の名前とか、生産量や消費量の統計なんて、ぜんぜんわからん……!でも、なんとか合格ラインには到達した。80点くらいかな。

午後。こりゃ2級はまずムリだろうなと諦めてたんだけど、ふたを開けてみればラッキー、意外にできる!2級は3級と比べてたしかに難しかったけど、そんなに差がなかったような……キノコの種類とか特徴とかの問題が多かったので、そちら方面ならさばけるってことだったかも。70点ちょっといったか?ギリギリ大丈夫だと思う・・・たぶん!

はー、テストなんて何年ぶりだったろ。おもしろかったけどちょっと疲れた1日だった(^_^;)


3
2

苔・こけ・コケ展

2013-11-23 22:30:00 | イベント
京都府立植物園で開かれている「苔・こけ・コケ展」に出かけてきた。

天気がすごいよくてお散歩日和、園内も紅葉が見ごろを迎えている中で、それはコソッと開催されていた。見よこのコケ空間!

主催は岡山コケの会。実はこの場所、毎年「関西菌類談話会」が開催している「キノコ展」と同じ会場。キノコ展、実は行ったことないんだけどね。



コケ工芸品やらコケ盆栽やらコケ写真やらが勢ぞろい。苔庭でお点前ということで、お抹茶をたててくれる野点席コーナーもあった。

コケはキノコ写真の背景としても絶好のパートナーだし、湿り気大好きとあってキノコ親和性が高い。自分で栽培したり、植えつけてアートに応用したりもできるから、キノコよりもずっと奥が深いかもしれない。癒しとして、ひそかな人気を集めはじめている。

会期は11月24日まで、ってもう終わりやん。お近くの人は散歩がてらにどうぞ。



あっ!キノコめっけ~!

きのこ観察会

2013-10-19 22:35:56 | イベント
今日は三重県民の森で一般参加のきのこ観察会があった。

天気はぎりぎりで雨があがり、曇り。キノコがほとんど生えていないことはわかってたので、いっそのこと雨で中止になった方が気楽かも……などと弱気になっていたが、たくさん参加者がいたのでちょっと勇気づけられた。



野外でのキノコ探しは予想通りの大苦戦。特に地上生のいわゆるキノコ型キノコはほとんどナシ。
そんでも子供たちは、なけなしのキノコをほじくったり、虫とかドングリとか関係ないものを見つけたりで、けっこう遊んでいた。やっぱ、いるだけで癒しになるわ子供たち。

写真は集団ツノフノリタケ。



戦果はこんな感じ。いつもいっぱいになるブルーシートがかなり寂しい感じに(-_-;)

大半が樹上生の硬質菌で、地上生のキノコは十種ほど、しかも1、2本ずつって有り様。

それでも子供たちの活躍で三十数種が集まった。

目立ったのはマツオウジとチャツムタケに、ツチグリ。テングツルタケが敢闘賞。

とりあえず恰好はついたし、よかったよかった。

神戸きのこ観察会

2013-10-13 22:24:04 | イベント
神戸きのこ観察会に参加してきた。

お天気は見事な秋晴れ。ハイキングするには絶好のコンディションだ。

が、地面もカラカラの模様。どうやら金曜日に期待していた雨雲はこの地域をかすめただけで通り過ぎてしまったようだ。

予想通り、キノコは少ない。ただ、このキノコの少なさは、乾燥によるものと言うより、気温が下がらず秋のキノコが出てこないことによるものだと思う。

生えているキノコの相も、テングタケ類が少々に、シロハツモドキの群生が一カ所、あとは腐朽生のキノコがちょろっと、といったところで、秋のはしり、というよりは夏の名残りって感じだ。

ま、ハイキングは気持ちよかったので良しとしよう。



神戸きのこ観察会のみなさま、ありがとうございました。

みえ菌民の森 きのこ写真展

2013-10-12 20:09:03 | イベント
きのこ観察会などでお世話になっている三重県民の森で、私のキノコ写真を展示していただけることになった。題して『みえ菌民の森 きのこ写真展』。

三重で撮影したキノコ約40種を、公園内の自然学習展示館の一室で展示している。写真の腕はさておき、プリンタの性能がいいので(笑)、なかなかいい感じ。

この公園は湯の山温泉や御在所ロープウェーなどの近くにある。ちょっとアクセスが悪いのが玉にキズだけど、敷地が広く管理もされていて、なかなかいい公園だ。キノコ撮影にちょくちょくお邪魔させてもらっている。わりと人が少なめで周囲は静か。春は桜、秋は紅葉も楽しめる……ってことで、ま、ようするに穴場だな。



ちょっと思ってたイメージより黒かった?気にしない気にしない。

11月4日まで展示予定。




きのこ観察会

2013-09-22 23:38:22 | イベント
今日は「みえ菌輪の会」のきのこ観察会が開かれた。

コンディションは、先週末の台風が通過して以来、雨なしの日照り続き。この日のキノコ観察を行う「鈴鹿青少年の森」は街中の森林公園とあって、ちょっと期待が持てない中でのスタートとなった。

それでも、探していくと意外とキノコが見つかって、イグチの仲間を中心に30種類を越えるキノコが見つかった。量的に目立ったのが、ヘビキノコモドキやシロテングタケ、キクバナイグチ、キニガイグチなど。



ウグイスハツが群生していたが、それにもまして、モエギアミアシイグチの大群生はすさまじかった。100本を軽く超える大行軍。他のイグチでもこの数は見たことない。にしても、なんでモエギやねん……

上野森林公園・きのこ観察会

2013-07-21 22:22:48 | イベント
今日は上野森林公園でのきのこ観察会に参加してきた。

この一週間は、ひところに比べれば暑さは和らいだものの、ほぼ雨降りなしというあいにくのコンディション。今日は厳しい日差しと高い湿度も加わって、いかにも夏らしい日となった。

キノコが少ないと知ってか知らずか、観察会の参加者も少なくちょっとさびしい感じだったが、とにもかくにもキノコ探しへ。

フィールドは見事なまでにカラッカラ。先週末は元気であったろうキノコの干物や残骸がここそこに転がっていた。そんでも頑張ってるやつはいるもので、シロテングタケだけはほぼ独壇場の活躍を見せていた。大半は枯れてたけど、大発生といってもいいレベルだったんじゃないかな。



ザッツ夏キノコ・シロオニタケはようやく一本だけ。



本日の戦果。シロテングタケを中心にテングタケ類が多く、ベニタケ類はオキナクサハツやアイタケを中心に弱冠数、イグチはキニガイグチばっかり、といった感じで、採集したキノコは20種類にとどまった。なんか臭いキノコが多かったので臭いを嗅いで遊んだ。クロコタマゴテングタケは生ジャガイモ臭(嗅ぎようによっては豆モヤシ臭)がするってのは発見だった。

今日はどっちかったらおしゃべりを楽しんだかなあ(^_^;)

三輪先生、菌友のみなさん、公園スタッフ、一般参加者のみなさん、ありがとうございました。

夏のきのこ観察会

2013-07-14 19:26:18 | イベント
三重県民の森で開催された『夏のきのこ観察会』に参加してきた。

今年は開催の一週間前に梅雨が明けてしまい、前々日まで連日炎天の猛暑が続くという悪条件。かろうじて前日にお湿りがあったものの、前日ではなあ……。ともあれ、何かれは生えてるだろう、いや生えてもらわないと困る!と思いながら集合場所へ向かった。

毎年恒例ということもあって、今回も満員御礼、親子連れを中心に40人ほどが集まった。

二手に分かれて野外採集に出発。子供たちはキノコを発見すると、最初のうちは「うわっ気持ち悪い!」などと叫びながらスコップでつついたりしていたが、そのうち慣れて、途中からは率先して採集に励んでいた。

たしかにキノコの数は少ないが、それでもたくさんの目で探すので、そこそこの数を採集できた。

そんな中で



冬虫夏草の一種、トガリスズメバチタケを子供が発見。



この公園内で初観察となるカエンタケ(自分自身も初見)が採取されるなど、見所もあった!

全体的にはコテングタケモドキやタマゴテングタケモドキなど、テングタケ類の数が多く、それについでイグチ類。ベニタケ類はあまり見られなかったものの、全体で50種近くが確認された。

三輪先生、菌友、公園スタッフ、そして参加者のみなさん、ありがとうございました。

ドキドキ!きのこフェスティバル

2013-07-06 00:03:22 | イベント
なんとか時間をみつくろって大阪の阪神百貨店で開催されている『ドキドキ!きのこフェスティバル2013』を見に行ってきた。

「ドキドキきのこフェスティバル」は、全国各地でキノコをテーマにしている作家さんたちが一堂に会して、さまざまな雑貨やアクセサリー、絵などを即売するユニークなイベント。約50もの作家さんや専門店が集まり、個性的なありとあらゆるキノコグッズ(たまにキノコそのもの)を展示するのだから壮観だ。私が行ったのが平日だったにもかかわらず、会場はキノコ雑貨を見定めるお客さんと、それに熱心に応対する作家さんたちで賑わっていた。



それにしてもすごい品ぞろえ。会場はどこを見てもキノコキノコキノコ。しかも各作家さんたちがそれぞれの個性で形作る作品は、いずれも気合の入ったオリジナルの自作商品ばかり。ああ、でもあんまり写真撮らんかったな。こんな感じ
上の写真は小島アキヒコさんの木彫りリアルきのこ。しましまキノコかわいいス。

そして、買い物に加えてさらに楽しいのは作家さんたちとの会話。誰もかれも初対面なのに、キノコ好きの波長というのがあるものか、自然と会話も弾む。まあ無駄にテンション上がってたのもあるけどね(笑)
この日は偶然、神戸のキノコ観察会で会ったことのある菌友の方とも出会い、いっしょにきのこショッピングを楽しんだ。ああ、わざわざ行ったかいがあったよ。

お話をしてくださったみなさん、ありがとうございました。

「ドキドキきのこフェスティバル」は7月8日月曜日まで。一点物が多いからいいモンは先に売り切れるぞ!関西圏のキノコ好きは急げ!

顕微鏡講座

2013-05-18 21:00:01 | イベント
今日は「きのこウォッチングクラブ・みえ」主催の顕微鏡講座に参加してきた。

キノコの分類には肉眼的特徴を調べるだけでは限界があり、胞子の形状や菌糸の構造の特徴などミクロ視点で調べることが必要になってくる。その際に必要になってくるのが、顕微鏡というわけだ。

講師はきのこ通で顕微鏡のエキスパート(というよりマニア?)、「あやしいきのこ」のgajinさん。今回は自らのコレクションたる顕微鏡を実践練習用に投入しての気合の入った準備ぶりだった。

キノコの顕微鏡観察にあたっての、大まかな流れや注意事項を説明したあと、さっそくの実践に移ることになった。正直、やってみんことには話を聞いててもピンと来んのよね。

まずは胞子の観察。成熟していそうなキノコを選んで傘を切りとり、カバーガラスの上に20~30分置いて、胞子を落とさせる。うっすらとホコリっぽいものが落ちてたら成功。さっそくプレパラートを作成して顕微鏡で見てみる。

うーん?使い方がよくわからん。昔、学生の時の実習でちょこっといじっただけだからなあ・・・



あっ。見えたっぽい。パラパラ散らばってる丸いのが胞子(検体はウラベニガサ)。これはシンプルな丸い形だけど、細長いもの、角ばったもの、トゲのあるもの、網目のあるもの、などなど、いろんなのがあって種類判別の手がかりになってくれるそうだ。



実践指導中。おお、顕微鏡を使いこなす姿ってなんかカッコいい。

次はキノコ本体の観察。キノコの顕微鏡観察でも基本中の基本、ひだの断面を観察することになった。

カミソリの刃を使って、ひだを切り出す。と、一口に言ってしまえば簡単なんだけど、これが超こまかい作業でかなり難しい。とにかく薄く切り出さないと顕微鏡でも断面がきれいに見えないので、神経を研ぎ澄ませて挑む。みなさん苦戦のご様子だ。

自分もチャレンジする。うわ、すごい細かい作業。キノコはけっこうクニャクニャなので、包丁で果物を切るようにはいかない。少々苦戦したものの、なんとかクリアに成功した。顕微鏡下では、たくさんの細胞が居並ぶ中に、ドでかい塔みたいな細胞(シスチジア)がズカンズカンと立ち並んでいる様が観察できた。そして表面近くに胞子がくっついている「担子器」らしきものも見えた。



最後にフロキシンで染色処理をしてから、KOH(水酸化カリウム)で細胞をほぐして観察した。こうすると細胞のひとつひとつがよく観察できる。まん中あたりにある透明の大きなナメクジ型の細胞がシスチジア。大きいだけで、いまひとつ何のためにあるのかよくわからない細胞だけど、ひだとひだがくっつきあわないように、つっかえ棒の役割をしてんじゃないかと言われている。これもキノコの種類にっては判別の材料になったりするらしい。

てな感じで、顕微鏡講座は終了。

本当はもっと習得すべき技術がたくさんあるんだけど、一日ではとてもとても。それでもエキスパート直伝のテクニックを教えてもらいながら顕微鏡を使わせてもらえたので、有意義な日となった。

gajinさん、菌友のみなさま、ありがとうございました。

秋のキノコ観察会

2012-10-27 20:32:49 | イベント
今日は三重県民の森にて一般参加のキノコ観察会が行われた。

キノコと言えば秋、ということで、30人を超す参加者が集まった。だけど肝心のキノコが少なくてね……大型菌はわずか、小型菌もしょぼしょぼという有り様。結果的に硬質菌を合わせても25種という結果だった。

大物として、インパクトの高いスッポンタケの卵。あとヌメリイグチがちょろっと、微量ながらハツタケ、テングタケ類、ベニタケ類、エリマキツチグリなど。マンネンタケに美しいものが見つかった。

小型菌はチャツムタケが圧倒的に多くて、他は木材腐朽菌を中心にちょっとずつ。

チシオタケやムラサキシメジなど、季節を感じさせるキノコがこれまた微量ながら見つかったが、秋を代表する菌根菌、フウセンタケ類の姿は極めて少なかった。

幸いと言うべきか、天気は良かったので、おしゃべりや散策をしながら、のんびりとできた。これはこれでそれなりに楽しめるのだった。

神戸キノコ観察会

2012-10-15 20:20:21 | イベント
デジカメ歳時記のいりささんからお誘いを受けて、神戸キノコ観察会に参加してきた。

早起きして向かった六甲山地の公園には20人以上の人が集まり、大所帯での観察会となった。三重と同様、神戸の地も渇き気味のようで、ちょっと期待できない状態だったけれど、とにもかくにも出発進行。



アカマツが健在の林は環境としてはキノコにとって理想的な感じだったが、やはりキノコは少なく、特に秋のキノコがあまり見つからない。ヌメリイグチやハツタケ、フウセンタケ類などが少量ずつ。タマシロオニタケやテングタケなど、夏のキノコが細々ながら、まだ発生を続けているという感じだった。

そんななかで、木材腐朽菌の類は比較的元気で、ナラタケ、ハタケシメジ、チャツムタケ、ヒメカバイロタケなどがそこそこの量で発生していたので、みな歓声をあげて楽しんでいた。キノコに気をとられてくっつき虫だらけになる人が続出(^_^)
結果的には50種類くらいあっただろうか。少量ずついろんな種類が見つかった感じ。キノコの種類は三重とわりと似通っているなあ、という印象があった。



そのあと連れて行っていただいた別の場所では、ナラタケが爆生中だった。食べるにはちょっと遅いっていう状態だったけど、予想外の余禄にみんな大喜び。写真のは、なぜか地面から生えているナラタケの群生。

はじめての参加だったにもかかわらず、気さくに話しかけてくださる神戸キノコの方々とたくさんおしゃっべりもできて、ずいぶん楽しめた。わざわざ遠出した甲斐があったというもの。

お誘いくださったいりささん、神戸キノコ観察会の皆さん、ありがとうございました。




富士山に行ってきた

2012-09-13 18:38:03 | イベント
今月のはじめに富士山合宿に参加してきた。

日程は二泊三日だが、その内容は金曜日の夜出発して深夜に現地着・仮眠をとり、土曜に朝駆け、そのまま一日歩き回り、晩は旅館に泊まって日曜帰るという、まあまあな強行日程。ええ、なんともございませんともキノコのためならっ!

私は運転手役を仰せつかったので、メンバーを拾って合流、そのまま新東名を走る。ちょくちょく休憩しながら進んだので、富士山の足元に到着したのは夜の一時半かそこらだったか。そのままそこで仮眠する。

翌朝、呼びかけに応じて関東・東北・信州など各方面から集まってきた精鋭と合流して、20名ほどの部隊に。さっそく現地に乗り込む。

場所は富士山の三合目付近。結果からいえば、キノコは少なかった。とくに、見栄えのするテングタケやイグチなどの大型菌は少なく、フジウスタケやホウキタケ類が少数見られるほかは、大半がベニタケ・チチタケ類という状況だった。

さらに恨めしいのは天候で、朝から雲が立ちこめ、林床まで光が届かない状況。光さえあれば見栄えのしないキノコでもそれなりに撮れるものを、それすらもかなわない。しょうがないなーと呟きながら、キノコを探した。


緑色のベニタケ。名前は知らん。


ムラサキカスリタケあたりかー?


フジアザミ。


最初のと同じホウキタケだけど。これはこれで好きな絵柄だなー。

っていうか、こんくらいしか撮りませんでした。すいませんやる気なくて。

雨がぱらつくのはともかく、途中で散開しすぎて迷子が出たりもしたけど、まあそれなりにキノコ観察はできたので、よしとする。



宿に着いてから、キノコの品評会。なんだかんだ言って結構集まったのは、さすが富士山。撮りたかったオオキノボリイグチやドクヤマドリ、ドクツルタケもあるー。オオモミタケまであるぞっ。ブナ林ではツキヨタケも採って、発光する様子も見られた。

これらキノコを観賞しながら、妙に濃いメンバーによる妙に濃いキノコ談義で夜が更けていく……

翌日曜日は、朝から雨に見舞われたので追加のキノコ探しは断念。ぶらぶら観光しつつ帰路につき、日が暮れたころに無事到着できた。

菌友の皆さま、大変お世話になり、ありがとうございました。









きのこ観察会

2012-09-09 22:46:41 | イベント
今日はみえ・菌輪の会の例会の日。

なんかすごいあやしい雲行きだなーと思いながら集合場所に向かい、なんかすごいあやしい風だなーと思いながらキノコ探しを始めると、案の定、雨。雨雨雨。

ただですら前日のエンドレス土砂降りでキノコの傷みが激しかったところに、追い討ちで撮影不可能なのが決定的になって、テンション激下がりだったが、とにかく目ぼしそうなのをピンポイントで拾っていくと、そんでもそこそこの量になった。

40種類は軽く超えたな。

テングタケ、イグチ、ベニタケ類がそれぞれまんべんなく生えていて、夏キノコの名残りといった感じ。オオオニテングタケがほうぼうで目立った。

まともなキノコ写真が撮れなかったので、不明キノコでも載せとく。


直径15センチ弱の大型イグチ。傘は赤みの強い褐色、管孔は黄褐色で上生、変色性はなし。柄は傘の直径に比して細く、黄色の地に淡赤褐色を帯びる、最上部のみ褐色を帯びず、網目はなし。全体的な印象はニセアシベニイグチに近い。


肉は淡黄色、変色性なし。管孔の長さはまあ普通。とりあえずヤマドリタケ属の線でいいと思うけどそれ以上はよくわからない。

デタラメ仮称「ナツモオワリダネイグチ」

琵琶湖博物館に行ってきた

2012-09-08 19:59:57 | イベント
先日、大学の先輩が務めている琵琶湖博物館を訪れた。

琵琶湖博物館は滋賀の草津市にあり、三重からなら新名神を使えば一時間半で着く場所なので、いつか行こうと思っていたが、なかなか行けずにいた。今回、夏休みの企画として「カエルの展示」にくわえ、先輩が担当した企画展示『ニゴローの大冒険』があるからいい機会だと思い、訪れることにした。

友人とともに到着してみると、博物館は予想以上に大きかった。うわー、広、デカ、と思いながら、とにかく先輩を探す。



先輩の大塚さん。忙しい中、ありがたいことに展示を案内してもらえた。

会うのは4年ぶりくらいだったか、ちっとも変わっていない。『ニゴロー』の展示の入口にはこんなものまで。めっさ似てる(^_^)

大塚さんの専門は、本来、珪藻なんだけれど、淡水の水生生物全般にくわしいのを買われて今回の企画の中心を担ったのだとか。



『ニゴローの大冒険』
琵琶湖とその水系に多数生息し、珍味「ふなずし」の材料としてもなじみのある「二ゴロブナ」の生活史を、その生育ステージの順を追ってめぐっていく。素人でも理解できるような易しい解説に加え、かわいいイラストや、二ゴロブナ視点で見た大型模型もまじえて、たとえば親子連れでも十分楽しめる内容になっている。
純粋に生態系の中での動物としてはもちろん、人に近しい田んぼに住む生き物として、漁獲の対象となる生き物として、それぞれいろんな関係の中で生きているのだな。

あと、おまけコーナーというべきなのか、研究者紹介のスペースがあって、なんだかアヤシイ研究をしている人がたくさんいるのが面白かった。えー、イタチムシの世界的権威とか?解説してもらわないと意味がわかりません!意味がわからないから面白いんだけど!


水族展示が予想以上に立派でびっくりした。ちょっとした水族館のレベル。普通の水族館より魚が地味なきらいはあるけど、十分楽しめる。写真は琵琶湖のヌシ?ビワコオオナマズ。でかい。そしてかわいい!


つーことでお土産コーナーになまずが山積み。つい「ナマズTシャツ」を買ってしまった。



館内のレストランで食べられる「バス天丼」。ブラックバス料理だ!味は普通にイケる。ふなずしも頼んでみたけど……コーヒーと一緒に注文したのは間違いだったな。

ということで、今回は友人ともどもかなり楽しめた。大塚さん、忙しい中、つきあってくださり、ありがとうございました。

『ニゴローの大冒険』は11月25日まで開催中。