昼から半日休みをもらえた。さてどこへ行こうか。
キノコは出始めたが、まだまだ山林に入っていってキノコがたくさん見つかるというイメージはわかない。こういうときは手入れされまくっている公園に行くのが吉!ということで、困った時の某公園。
ドングリの木やマツが多いうえ、落ち葉をつねに掃き、美しい景観を保っているおかげか、市街地が近いのに、夏になるとたくさんの菌根菌が見られる県内屈指のきのこスポットだ。珍しいキノコの発生も多い。
見回ってみると、ベニタケが多数発生していたものの、テングタケ類はごく少数、イグチも発生したての幼菌ばかりで、本番はまだまだこれから、という感じだった。
チチアワタケの写真を撮っていると、ふと右手の地面に5センチくらいのキノコらしい形のキノコが5本ほど生えているのに気づいた。シメジ系?
のぞきこんでみる。あらら?茶色の地に白い斑点が。もしかして、ヒョウモンウラベニガサ!?ここで生えるなんて聞いたことないぞ??
わりと珍品のはずなので、半信半疑。キノコはひからびかけていて、微妙に模様が薄いので、ただのシワじゃないかとも思ったが、やっぱりどう見ても斑点模様がある。裏を見ると、やはりウラベニガサ系の薄桃色をしていた。
地面から生えるなんて変だなぁ、と思ったら、よくみると朽ちた木が地面に埋まっている。ほとんど土に還っていく寸前だ。フレッシュなのを撮りたいけど、もう一回生えてくれるかなぁ?
それにしてもこの公園のキノコポテンシャルには恐れ入りましたわ。