月刊 きのこ人

【ゲッカン・キノコビト】キノコ栽培しながらキノコ撮影を趣味とする、きのこ人のキノコな日常

くじゃくちょう

2015-07-31 23:56:15 | 動物
たまには昆虫。

オオムラサキやアサギマダラなど、大型で美しい種類の多いタテハチョウの仲間。その中でも屈指の美しさを持つクジャクチョウ。

イシガケチョウも見たいなぁ、っと。

ちちたけ

2015-07-30 23:40:08 | キノコ
知る人ぞ知るチチタケ。

某地域では取りあいになるほどの人気者らしいが……そういえば食べたことないなぁ。
このへんだとチラホラ生えるだけで、量は望めない感じ。どちらかというと珍しい部類だし。

でもね、単純に美しいキノコだと思うのよ。


真夏の到来からすでに十日ほど。キノコはまだ多少は生えてるんだろうけど、暑すぎて探しに行くのがつらい状況(-_-;)
一部の例外的真夏キノコを除いて、ひとまず終了だな~。



一夜だけのワルツ

2015-07-28 19:01:48 | キノコ創作
『一夜だけのワルツ』  作:鳥居コデルマ

初夏のそよ風に 草葉はざわめく
ゆらめく木陰が きらめきに混じる

日の長い夏は 夜が短いのよ
でもその夜のため 私は生きてきた

たそがれを待って わたし着飾るの 今宵きり
いずれ枯れるものなら せめて綺麗でいさせて
一夜だけのドレスで


夜更けの舞踏会 解き放つ心
月のように満ちて 星の中を巡る

ねえあなた 一緒におどってくださらない?
軽やかなワルツが ふたりの中を響く

朝になればわたし 影に溶けちゃうの インクのように
できるならあなた その溶けた黒い私で 
恋文をしたためて

一夜きりの愛をこめて おねがい

きほうきたけ

2015-07-27 22:47:56 | キノコ
キホウキタケ。実は、同じような姿形をしたホウキタケの仲間がたくさんあるので、正確に言うと、「キホウキタケ群の一種」となる。

ホウキタケの仲間は三重県ではわりと珍しい。
たとえば「ネズミアシ」の別名で有名な食用キノコ「ホウキタケ(無印)」は、古くからこの地域で馴染みのある存在だったにもかかわらず、今では三重県のレッドデータブックで絶滅危惧種ⅠA類(絶滅一歩手前)に指定されてしまっている。

このキホウキタケも三重で見るのは初めて。見た目も美しいし、細々と生き残ってくれると嬉しいんだがなぁ。

うこんはつ

2015-07-26 22:17:29 | キノコ
やけに黄色いベニタケ、その名はウコンハツ。

ウコンったらカレーの黄色いやつね。柄もきれいな黄色。

やっぱりイグチ出てこずじまいだなぁ。テングタケも総じてイマイチなような。

今年は日照不足で木が栄養をあんまり作れなかったから、子分である菌根菌の分け前も減っちゃったんだろうなぁ。……あ、でもベニタケはたくさん出たんだっけ。なんでだろ??

きくばないぐち

2015-07-24 23:17:56 | キノコ
太陽のキノコ・キクバナイグチ。

この辺りでは夏を象徴する代表的なキノコだ。
切り立った土手から生えることが多いが、枯れ木の根元に生えることも多い。菌根を作るものが多いイグチ類の中にあって、例外的に腐生性(木や葉っぱを腐らせて栄養を得る性質)が強いような気がする。

今年は発生数がまだ少ない。これから増えるかな?

傷つけると青く変色する。

きあしやまどりたけ

2015-07-23 12:45:00 | キノコ
キアシヤマドリタケ(仮称)

名前の通り黄色い柄のヤマドリタケ。ヤマドリタケモドキより少し遅れて出てくる。まだ仮名称の段階で図鑑にもあまり載っておらず、コガネヤマドリと混同されることが多いようだ。たしかに成長した後は傘の茶色が薄くなって、何なんだかわからないようになる。若いキノコの傘ははっきりと茶色いのでわかりやすい。

マイナーな割には発生が多く、このへんではごく普通。最近数を増やしたものか、すくなくとも中部から近畿一帯には広く分布しているように思う。

食べられるが、ヤマドリタケモドキに比べると、旨み、香り、歯触りなど、全てにおいて格下。む~、残念。


幼菌。配色だけならアカヤマドリ似。


成菌。これはかなり茶色みが強いが、ヤマドリタケモドキのような淡い色合いになるものも多い。


おにふすべ

2015-07-20 22:33:31 | キノコ
オニフスベの目撃情報を入手し、探しに向かった。10日前には20センチくらいになっていたって聞いたんだけど、まだ生きてるだろうか……。

あった!さほど大きくない川沿いの斜面に、あやしい物体が!

さすがにフレッシュな白い状態は終わっていて、今にも胞子を放出しようという段階だった。直径は20センチ弱でハンドボールくらい。オニフスベとしては小ぶりだ。それでもボリュームのある球体のキノコなので迫力は充分。

ひとつのキノコとしては日本最大級の大きさを持つオニフスベは、キノコを作るのにかなりの栄養を食ってしまうらしく、同じ場所で継続的には姿を見せないことが多い。せっかく見つけたオニフスベのシロ、来年も生えてくれよ!

やぶれべにたけ

2015-07-19 19:48:05 | キノコ
どぎつい赤色をしたヤブレベニタケ。

サイズがちょっと大きめで、柄がほんのり赤いのと、傘の赤がヒダに少しはみ出してるのが特徴。赤いベニタケシリーズの中では比較的見分けやすい。

なんか夏キノコ終了の鐘が聞こえた気がする……あれれ?ニガイグチは?シロオニタケは?キクバナさんは?

探す場所変えてみよー。


ちょっとスプラッターな(^_^;)

なぎなたたけ

2015-07-17 21:28:40 | キノコ
台風が来た。雨をたくさん降らせるからキノコに良さそうなものだが、キノコは泥だらけになるし、通り過ぎた後に乾いた空気と吹き返しの風を連れてくるものだから、あまりありがたくない。

ナギナタタケは棒状に伸びるキノコ。

珍しいってほどではないものの、なかなか見かけない。木漏れ日をあびる姿は、なかなか美しい。



むらさきやまどりたけ

2015-07-16 21:12:22 | キノコ
イグチの美麗種、ムラサキヤマドリタケ。

白い網目がある紫色の柄がトレードマーク。傘は紫の地に黄色い斑点があったりなかったり。この写真のはかなり黄色い。個体変異がかなり大きいらしく、中には似ても似つかない姿のものもあるそうな。

今年はイグチ全般、出が悪い。裏年ってやつかな。あるいは雨の多すぎる気候が災いしたかもしれない。

かわりはつ

2015-07-15 18:51:10 | キノコ
ベニタケ類の最盛期!(このあと晴れが続いたからもう干からびてるけど)

この公園ではカワリハツとクロハツが所狭しと大爆生をしていた。

カワリハツは色の変化が大きすぎて、きのこ初心者を悩ませるキノコのひとつ。ベニタケにしちゃ歯触りがいいので、みそ汁の具に最適なんだけど……

・わりと大きめ(最大で10センチ前後)
・傘のふちに条線がない
・傘の表面はつるっとしている
・赤や緑など、いろんな色が混じってることが多い
・ひだは密

こんなところか?いつも感覚で見分けてるから、口で説明しようと思ってもよくわからん(笑)
写真のは、緑色っぽい灰色にちょっとだけ赤が混じった色をしている。

いろいろ

灰色タイプ


黄土色タイプ


赤色タイプ