月刊 きのこ人

【ゲッカン・キノコビト】キノコ栽培しながらキノコ撮影を趣味とする、きのこ人のキノコな日常

あまがえる

2019-07-28 20:54:07 | 動物
アマガエルとツノマタタケのデュエット。

私の職場は田んぼに囲まれているので、周囲にアマガエルがたくさん棲んでいる。
外に放置してあった木製パレットからツノマタタケが元気に発生していたので、コラボ写真を狙ってみた。うーん、けっこう難しいなぁ。


いつも思うんだけど、カエルっていつも圧倒的に鳥の獲物になっているよな。鳥だけじゃなくて、ヘビとか水生昆虫とか哺乳類とかも。
装甲とかトゲとか毒(ヒキガエルを除く)とかを持たず無防備なのに、微妙にノロい(ヒトでも簡単に捕まえられる)ので、そりゃ格好の餌食だ。
でも、たくさんいるから誰かしら生き残るってことなんだろう。

一方で、人海戦術(蛙海戦術か?)により、これまた圧倒的な量の小型昆虫を捕まえている。

たくさん捕まえて、たくさん育ち、たくさん食われることで生態系の循環を担っているカエルは、日本では欠くことのできないプレーヤーだと思う。









たまごたけ

2019-07-26 23:26:00 | キノコ
なかなか時間がつくれず、キノコ探しするのもままならない日が続いている。

そんな私にも、キノコが微笑みかけてくれることがある。この日はベストタイミングの美キノコデュオを車窓から見つけることができた。


鮮かな赤と黄色。自然物としてはあまりにもビビッドな配色で、あの有名なベニテングタケに勝るとも劣らない、ビジュアル系キノコ界の英雄・タマゴタケ。

こんな外見で食べることができるのもアピールポイントで、近年、その知名度は上がりつつある。

ただ、私のキノコ仲間から寄せられた声からは「お味の方はそれほどでもない」という意見が多いようだ。香りや歯触りはイマイチ、人によっては生臭みを感じるとも。旨みは強いが、茹でると抜けていってしまい、おまけに美しい色もあせてしまう。調理方法にやや工夫がいるようだ。私自身はと言えば、三重では山に登らない限りめったに会えないキノコでもあり(鈴鹿山系はヤマビルが多いため夏は近づきたくない)『鑑賞専用』という扱いが決定している。


この7月は、6月までのカラ梅雨が嘘のように降りまくり、いくらかのキノコを撮ることができた。放ったらかしのブログにもいくらかの花を添えてやれそうだ。