傘の直径が1センチくらいの小さなキノコを見つけた。えっと、これはどこかで見たような……
写真を確認すると、特徴的なイガイガ綿毛が傘の下に収納されていた。傘が開く前のアシボソチチタケ、か。大型菌が多いベニタケの仲間の中にも、ちょくちょく小型菌があって、これが判別に迷うクセモノ。
それにしても雨降らなさすぎ。こりゃ6月20日くらいまでなんともならんパターンやな(-_-;)
キノコ写真の在庫もいよいよ乏しくなってきた。とにかくキノコ成分が足りんっ!!
写真を確認すると、特徴的なイガイガ綿毛が傘の下に収納されていた。傘が開く前のアシボソチチタケ、か。大型菌が多いベニタケの仲間の中にも、ちょくちょく小型菌があって、これが判別に迷うクセモノ。
それにしても雨降らなさすぎ。こりゃ6月20日くらいまでなんともならんパターンやな(-_-;)
キノコ写真の在庫もいよいよ乏しくなってきた。とにかくキノコ成分が足りんっ!!
フミヅキタケ、だと思う。
畑キノコの常連・ツバナシフミヅキタケと違ってツバがある。が、それ以外の特徴は地味すぎてパッとしない。なんとなくヤナギマツタケに似てるってくらい。
「文月茸」。名前は風流につけてもらえて良かったなぁ。ド直球すぎて色気皆無のハタケキノコあたりからクレームがつきそうだ。
畑キノコの常連・ツバナシフミヅキタケと違ってツバがある。が、それ以外の特徴は地味すぎてパッとしない。なんとなくヤナギマツタケに似てるってくらい。
「文月茸」。名前は風流につけてもらえて良かったなぁ。ド直球すぎて色気皆無のハタケキノコあたりからクレームがつきそうだ。
赤茶色の小さなキノコが腐葉土の上に菌輪(フェアリーリング)を描いていた。キノコを長くやっているが、これほどきれいな菌輪に出会う機会は意外に少ない。
キノコはハタケコガサタケ。畑などの腐葉土を好む小さなキノコだ。
腐葉土には地味なキノコが多いなか、ハタケコガサタケの幼菌は鮮やかなワインレッドをしていて美しい。
キノコはハタケコガサタケ。畑などの腐葉土を好む小さなキノコだ。
腐葉土には地味なキノコが多いなか、ハタケコガサタケの幼菌は鮮やかなワインレッドをしていて美しい。
ゴミっぽい地上に発生。小さくて、直径5ミリそこそこ。チャワンのふちが毛深いのが特徴。
とりあえずアラゲコベニチャワンタケということにしてあるが、マジメに分類しようと思うとかなり大変なことになるらしい。
とりあえずアラゲコベニチャワンタケということにしてあるが、マジメに分類しようと思うとかなり大変なことになるらしい。
カンゾウタケ、今年はたっぷり楽しめた。
発生数が多いし他の人とも競合しない(みんなマズイって言ってる)ので、心おきなく食べられるというのがステキである。
ちなみにカンゾウタケは世界的に発生するキノコで、たとえばヨーロッパではオーク(ナラ・カシ類)やクリの大木に発生するらしい。心材を好み、木の幹を空洞化させるので害菌扱いだが、カンゾウタケに侵された木材は深みのある色を持つので、家具メーカーに重宝がられるんだとか。
そう言われれば、がらんどうになっちゃってるシイの大木を何本か見たな……コイツのしわざだったのか。
発生数が多いし他の人とも競合しない(みんなマズイって言ってる)ので、心おきなく食べられるというのがステキである。
ちなみにカンゾウタケは世界的に発生するキノコで、たとえばヨーロッパではオーク(ナラ・カシ類)やクリの大木に発生するらしい。心材を好み、木の幹を空洞化させるので害菌扱いだが、カンゾウタケに侵された木材は深みのある色を持つので、家具メーカーに重宝がられるんだとか。
そう言われれば、がらんどうになっちゃってるシイの大木を何本か見たな……コイツのしわざだったのか。
ベニヒダタケの写真を撮っていたら、黄色い甲虫がとまっているのに気付いた。ジョウカイボン。この時期にやたらよく見かける変な名前の虫だ。
よく見ると一生懸命にキノコをかじっている。ジョウカイボンがキノコを食べてるのは初めて見た。
調べてみると、基本的にジョウカイボンは雑食性で、普通は他の昆虫を捕まえて食べるそうなのだが、花の蜜や花粉も食べるらしい。しかし、キノコのことはどこにも書いてなかった。おそるべき悪食。
指でこづいてみたら、「うるさいな、後にしてくれ」って感じでガン無視。夢中で食事を続けていた。キノコがよっぽど美味しいんだねぇ。
見た感じ、カミキリムシによく似ているが、どちらかと言えばホタルに近い仲間。木に穴を開けたりはしない。
よく見ると一生懸命にキノコをかじっている。ジョウカイボンがキノコを食べてるのは初めて見た。
調べてみると、基本的にジョウカイボンは雑食性で、普通は他の昆虫を捕まえて食べるそうなのだが、花の蜜や花粉も食べるらしい。しかし、キノコのことはどこにも書いてなかった。おそるべき悪食。
指でこづいてみたら、「うるさいな、後にしてくれ」って感じでガン無視。夢中で食事を続けていた。キノコがよっぽど美味しいんだねぇ。
見た感じ、カミキリムシによく似ているが、どちらかと言えばホタルに近い仲間。木に穴を開けたりはしない。
ウッドチップのまいてある場所を探していたら、大きな黄色いキノコが群生しているのを見つけた。おおおおお!!ワンダフル!!
傘にシワがあるし、黄色いし、初見のキオキナタケに違いない!!そう思ってパシャパシャ撮ってたんだけど、撮ってるうちに違和感を感じ始めた。う~ん?コレすごい見覚えがあるような……?
古そうなキノコの傘の裏側を見てみると、ヒダは薄いピンク色をしていた。あ~~~、やっぱり!!ウラベニガサの仲間のベニヒダタケだ!
ベニヒダタケは倒木に生えるキノコだから地面に生えるってイメージなかったし、傘の直径も3センチとか、すごくかわいいのしか見たことないから気づかなかった。ウッドチップは木の破片だから、これが生えてもおかしくないんだなぁ。
それにしても大きい。傘の直径が10センチ近くある。傘のふちに条線があり、中央にシワが出ることがある。
傘にシワがあるし、黄色いし、初見のキオキナタケに違いない!!そう思ってパシャパシャ撮ってたんだけど、撮ってるうちに違和感を感じ始めた。う~ん?コレすごい見覚えがあるような……?
古そうなキノコの傘の裏側を見てみると、ヒダは薄いピンク色をしていた。あ~~~、やっぱり!!ウラベニガサの仲間のベニヒダタケだ!
ベニヒダタケは倒木に生えるキノコだから地面に生えるってイメージなかったし、傘の直径も3センチとか、すごくかわいいのしか見たことないから気づかなかった。ウッドチップは木の破片だから、これが生えてもおかしくないんだなぁ。
それにしても大きい。傘の直径が10センチ近くある。傘のふちに条線があり、中央にシワが出ることがある。
今はキノコ閑散期……しかし、探しようはある!
この時期のベスト穴場は「畑」!
雨が降ると、そのつど堆肥などからキノコが発生するのだ。でも、近所に畑なんてな~い!あるいは、あっても入りにく~い!という方も多いことでしょう、そこのところ、ご心配なく。そういう場合は、公園の堆肥をまいた場所を探すとよかです。
木片や樹皮をたくさん含んだ、有機物たっぷりのウッドチップ堆肥やバーク堆肥は腐生キノコの大好物。特に、肥料として施した直後の一年は、まさしくキノコ天国!!
普段ノーマークの園芸公園や農業公園なんかが良い感じかも。一度お探しあれ!
写真はザラエノヒトヨタケ……ということにしてあるけど、実際は胞子を見ないことにはわからん。ヒトヨタケを見るたびに顕微鏡が欲しくなる。朝の7時にはすでにしおれ始めていた。
この時期のベスト穴場は「畑」!
雨が降ると、そのつど堆肥などからキノコが発生するのだ。でも、近所に畑なんてな~い!あるいは、あっても入りにく~い!という方も多いことでしょう、そこのところ、ご心配なく。そういう場合は、公園の堆肥をまいた場所を探すとよかです。
木片や樹皮をたくさん含んだ、有機物たっぷりのウッドチップ堆肥やバーク堆肥は腐生キノコの大好物。特に、肥料として施した直後の一年は、まさしくキノコ天国!!
普段ノーマークの園芸公園や農業公園なんかが良い感じかも。一度お探しあれ!
写真はザラエノヒトヨタケ……ということにしてあるけど、実際は胞子を見ないことにはわからん。ヒトヨタケを見るたびに顕微鏡が欲しくなる。朝の7時にはすでにしおれ始めていた。
アミスギタケ。マツオウジと並び、梅雨入り前の定番中の定番キノコ。
深山の倒木から公園のベンチまでどこにでも生えてくる。
やわらかい革のような質感で、見た目より丈夫。乾燥に強く、腐らずに長い間がんばる。それもそのはずサルノコシカケ系のキノコ(タマチョレイタケ科)。
近縁のハチノスタケ同様、蜂の巣のような穴が並んで網目のようになっている。
深山の倒木から公園のベンチまでどこにでも生えてくる。
やわらかい革のような質感で、見た目より丈夫。乾燥に強く、腐らずに長い間がんばる。それもそのはずサルノコシカケ系のキノコ(タマチョレイタケ科)。
近縁のハチノスタケ同様、蜂の巣のような穴が並んで網目のようになっている。
カンゾウタケでステーキ!
普通なら包丁で切ってソテーするところを、豪快に丸々焼いてみた。
これぞ、アメリカでカンゾウタケのあだ名となっている“The poor man's beefsteak”(貧乏人のステーキ)そのものだ!
ナイフで切ってみる。おお、見た目がまるで肉!これがキノコだと思う人がどこにいようか!
口に入れると、ぷりっとした食感とともに、独特の酸味が口に広がる。ん~、ウマい。
実はこの酸味がダメと言う人が多くて、カンゾウタケを美味しいという人はかなりの少数派。しかし!料理法次第では、万人がおいしいといってくれるカンゾウタケ料理がきっとあるはず!そう信じて、目下研究中である。
【カンゾウタケの貧乏人ステーキ】
①カンゾウタケは裏が桃色~白のものを使う。できるだけ平らで厚みが均一のものがよい
②表面を軽く洗い、塩を強めに降る。さらに、ナベに接しそうな部分にだけ軽く片栗粉をふる。
③フライパンを熱して、バター(サラダ油でもよい)をひき、カンゾウタケを入れる
④ある程度焼いたら裏返し、ワイン(もしくは料理酒)を入れてフタをし、蒸し焼きにする。
⑤程よいところで、付け合わせの野菜とともに皿に盛りつける。
・カンゾウタケは塩味を強めにつけないと酸味が勝ってしまい、おいしくない。ステーキは味がからみにくいので、ソースを工夫する必要があるかもしれない。とりあえず、食べる時に卓上塩をふりつつ調整する。
・正直、切り身のソテーの方が味がからみやすく、簡単で美味。刺身を切るように包丁を斜めに傾けて、キノコの繊維方向に対して垂直に切る。厚め(1センチ)がよい。塩と片栗粉を降り、強火で手ぎわよく両面を焼く。焼きすぎないのがコツ。
普通なら包丁で切ってソテーするところを、豪快に丸々焼いてみた。
これぞ、アメリカでカンゾウタケのあだ名となっている“The poor man's beefsteak”(貧乏人のステーキ)そのものだ!
ナイフで切ってみる。おお、見た目がまるで肉!これがキノコだと思う人がどこにいようか!
口に入れると、ぷりっとした食感とともに、独特の酸味が口に広がる。ん~、ウマい。
実はこの酸味がダメと言う人が多くて、カンゾウタケを美味しいという人はかなりの少数派。しかし!料理法次第では、万人がおいしいといってくれるカンゾウタケ料理がきっとあるはず!そう信じて、目下研究中である。
【カンゾウタケの貧乏人ステーキ】
①カンゾウタケは裏が桃色~白のものを使う。できるだけ平らで厚みが均一のものがよい
②表面を軽く洗い、塩を強めに降る。さらに、ナベに接しそうな部分にだけ軽く片栗粉をふる。
③フライパンを熱して、バター(サラダ油でもよい)をひき、カンゾウタケを入れる
④ある程度焼いたら裏返し、ワイン(もしくは料理酒)を入れてフタをし、蒸し焼きにする。
⑤程よいところで、付け合わせの野菜とともに皿に盛りつける。
・カンゾウタケは塩味を強めにつけないと酸味が勝ってしまい、おいしくない。ステーキは味がからみにくいので、ソースを工夫する必要があるかもしれない。とりあえず、食べる時に卓上塩をふりつつ調整する。
・正直、切り身のソテーの方が味がからみやすく、簡単で美味。刺身を切るように包丁を斜めに傾けて、キノコの繊維方向に対して垂直に切る。厚め(1センチ)がよい。塩と片栗粉を降り、強火で手ぎわよく両面を焼く。焼きすぎないのがコツ。
全体的に森が乾いている。こりゃぁ望み薄だと思いながら歩いていると、水が染み出して苔むしている場所を見つけた。コケがきれいや~、と何の気なしに眺めていたら、なんか茶褐色の木の実みたいなものが視界のすみに入った。
おお?もしや・・・
ビンゴ!冬虫夏草の一種、オオセミタケだ。自分で見つけるのは初めてだな~。
ご存知、昆虫に寄生するキノコの仲間。特定の昆虫に寄生するものが多く、種類がとても多い。
このオオセミタケは、名前の通りセミの幼虫に寄生してキノコを出す。冬虫夏草としては大きくて見つけやすい部類で、私のようなシロウトでもなんとか見つけることができる。
本来、冬虫夏草を見つけようと思ったら、普通のキノコを探すような姿勢じゃダメで、冬虫夏草を探すための姿勢というものをとらなければならない……らいし。なんか奥深い世界だ。
専門家なら掘りだすところだが、私には専門外なのでパス。見つけた幸福感だけいただきます^^
おお?もしや・・・
ビンゴ!冬虫夏草の一種、オオセミタケだ。自分で見つけるのは初めてだな~。
ご存知、昆虫に寄生するキノコの仲間。特定の昆虫に寄生するものが多く、種類がとても多い。
このオオセミタケは、名前の通りセミの幼虫に寄生してキノコを出す。冬虫夏草としては大きくて見つけやすい部類で、私のようなシロウトでもなんとか見つけることができる。
本来、冬虫夏草を見つけようと思ったら、普通のキノコを探すような姿勢じゃダメで、冬虫夏草を探すための姿勢というものをとらなければならない……らいし。なんか奥深い世界だ。
専門家なら掘りだすところだが、私には専門外なのでパス。見つけた幸福感だけいただきます^^
キノコ的には厳しい季節になりつつある。ひそかに5月下旬~6月中旬はキノコ空白期!見つかるのはマツオウジとかマツオウジとかマツオウジとか(笑)
しかし!こういう時期にはこういう時期なりに探す場所ってもんがあるんよ……
しかし!こういう時期にはこういう時期なりに探す場所ってもんがあるんよ……
グク・・・ギウ・・・
カエルにしては歯切れの悪い低い声で控えめに鳴いてらっしゃるのはツチガエル。「いぼがえる」とも呼ばれるカエルで、山に多い。普通のカエルとは違い、皮膚は粘液で覆われていない。ただ、いじめると粘液を出すらしい。
そこ、撮影には理想的なポジションだわい(^^)
カエルにしては歯切れの悪い低い声で控えめに鳴いてらっしゃるのはツチガエル。「いぼがえる」とも呼ばれるカエルで、山に多い。普通のカエルとは違い、皮膚は粘液で覆われていない。ただ、いじめると粘液を出すらしい。
そこ、撮影には理想的なポジションだわい(^^)