月刊 きのこ人

【ゲッカン・キノコビト】キノコ栽培しながらキノコ撮影を趣味とする、きのこ人のキノコな日常

大輪の八重

2009-05-31 18:49:37 | 植物
日曜日も仕事。キノコ栽培に盆も正月もない!(正月休みはとるけど)

何もなしってのもなんなので、先週撮った牡丹をのっけとく。

「立てば芍薬 座れば牡丹 歩く姿は百合の花」なんて言い回しがあったっけ。牡丹って今はあまり流行らないけど……大輪すぎるのがアダになってるような気がする。
「もっともっと大きく」っていう方向性が捨てきれず、にっちもさっちもいかなくなっちゃった例って、他にも多いよね……恐竜とか、アンモナイトとか、桜島大根とか、戦艦大和とか、液晶テレビとか、ダイエーとか、小錦とか……

「大きいことはそれ自体、悪である」って言ったのはどこの誰だったか。

いや、しかしきれいに撮れるね。やっぱり美しさでキノコは花に勝てないよ。(それでもキノコ撮るけどね……)

電信柱を消そう!6

2009-05-29 10:19:23 | キノコ
ちょちょいのちょい、と。

完成。いやー、意外といいんでないの?この空の不自然さがキノコを引き立てているね。

あー、疲れた。木の枝を消すとか、キノコの傷を消すとかならまだしも、電信柱はちょっとね。邪道だなこれは。まあ遊びだと思えば許せるのか……

電信柱を消そう!5

2009-05-28 10:12:19 | キノコ
スタンプすること30分。やっぱり不自然さが目立ったので、指先ツールでこすってみたり、もう一度近くの空からコピーを引っぱってきて貼りつけたり……

ようやく完成。う~ん、やっぱり不自然だけど、思ったよりマシかな。これでようやく通常の調整に入れる。仕上げ仕上げっと。

電信柱を消そう!3

2009-05-28 10:08:33 | キノコ
さてと、これからが大変。コピースタンプという道具を使って残った部分を消していく。

コピースタンプというのはなんのことはない、近くの背景のコピーを切り取ってきて、邪魔なモノの上に貼りつけるというだけのこと。

空の場合はごまかしが効かないから、かえって難しいね……

この写真が加工前。

電信柱を消そう!2

2009-05-27 09:48:01 | キノコ
本当は、空だけを撮った写真にキノコと地面の部分をコピーするのが一番楽だと思うんだけど、ま、そこまでするのは反則だと思うので、今は地道にやろう。

普通はコピースタンプという道具を使って消していくんだけど、今回は消すものがあまりにもデカすぎるので、下処理をすることにする。
電信柱の右どなりの空は、電信柱の真後ろの空と色が近いから、これをコピーして、電信柱の部分に流しこんでみる。電線はおかまいなし。

お、なんか保護色迷彩モードを起動したプレデターの化けモンみたいになった。

電信柱を消そう!

2009-05-26 09:21:03 | キノコ
ごく一部の例外を除けばキノコには早いこの時期。出かけても大して戦果のあげられそうにない日は、家でヒマをつぶすことが多くなる。

たとえば、画像編集。私の撮影技術では、そのままでは使い物にならない写真しか撮れないので、画像ソフトで加工などをする(レタッチという)のだけど、これがヒマつぶしにはもってこい。
さいわい、前回撮った写真の中には、いじって遊べそうなモノがいくらか混じっているので、今日はそれをいじってみる。

さて問題の写真。画面のど真ん中に電信柱がドドンと立っており、正直いってキノコより目立っている。コレをどうにかするには、ノコギリを持っていって電柱を切り倒してから撮りなおすのが一番なんだけど、このときはノコギリ忘れちゃって……

どう頑張ったところで不自然な仕上がりにしかならないので、普段はこんな写真は見捨てるんだけど、今日はヒマなので挑戦してみる。よっしゃ、チェーンソー持ってこい!(違う)

朝駆け!ウンコ山決戦3

2009-05-25 15:14:57 | キノコ
もう6時をまわった。

頭上には青空が広がりだした。キノコ写真に空が写りこむことは通常タブーとなるけれど(白く飛んで諧調がなくなってしまう)、明るいところに生えるウンコキノコに斜めから弱い光がさしこむこの状況なら別だ。キノコ背景に青空。しかも雲がほどよく浮かんでいる。
うほほほほ……めちゃラッキー。

ヒトヨタケ類はモノクロで色彩のない地味すぎるキノコだけど、下からのぞきこむと面白い表情を見せる。これが青空と組み合わされば……うん、グッドだね。

……時間は矢のように過ぎ、カメラの影が被写体のキノコにかぶさるようになってしまったところでタイム・アップ。あらら、6時半。結局1時間以上張りついてたのね。おなかが減ったよ……。

ヒトヨタケ君、お付き合いありがとう。




朝駆け!ウンコ山決戦2

2009-05-24 14:32:13 | キノコ
まずは1枚、2枚、と撮り進んでゆく。

いくらヒトヨタケが足の早いキノコだといっても、そんなに焦ることはない。立ったり、座ったり、離れたりしながらいいアングルを探す。

と、急に私の背中を暖かみが覆ってきた。もう随分高くまできた朝日が雲から顔を出したようだ。でもまだ光はやさしい。せっかくだから逆光で撮ってみた。キノコの逆光撮影は予想外にいいものが撮れることがあるのでワクワクする。

うん、電柱やら電線やら柵やら、邪魔なものが入ったけど、おもしろい絵になった。あとで加工すればモノになりそうだ。

お、青空が広がってきたな。ウンコキノコにしかできないワザを使うときがきたようだ。うふふふ……(怪しくほくそえむ私)

……続きは明日。

朝駆け!ウンコ山決戦

2009-05-23 14:05:33 | キノコ
朝5時起床。

もともと朝は弱い方だが、キノコ撮影のためとあらばなんのその。子どもの頃、朝6時のウルトラマン再放送を見るため意地でも起きてたのを思い出す。時間が惜しいので朝食もとらず、そそくさと出発。

朝5時ってこんなに明るいんだな~などと思いながら現地に到着してみると、期待通り、数百本のウンコキノコがフレッシュな傘を広げて出迎えてくれていた。
空はほどよく雲を残して晴れ、朝の日差しは北東からやさしく射しこみ、風は微風。ロケーションはベストだ。

よっしゃー、撮りまくっちゃるねん!

……続きは明日

ウンコキノコで朝食を

2009-05-22 21:22:13 | キノコ
今日は通勤時間を少しだけ早めにずらして、ウンコキノコの代表格・ヒトヨタケ(の一種)を撮影することにした。朝起きてメシ食ってウンコ山粘着というのは、1日の始まりとしてすがすがし過ぎる。

予想通りと言うべきか、7時ではすでに遅かった。ヒトヨ(一夜)と言うだけあって、このキノコは朝の光を浴びてしまえば急速に液化が進み、溶けてしまう。雨がぱらつくような天気の朝をもってしても、撮影には遅すぎた。

一応撮っておく。上から見下ろすアングルで撮ってもせんないので横から狙うが、空が写ると白トビしてしまうのでつらい。そのウンコ山にはぐるり360度、100本超のヒトヨタケが生えていたが、空が開放系すぎてアングルの選択肢はほとんどないようだ。さすがヒトヨタケ、撮影にはウンが要るっぽい。

ダメだ、まともなのがない。チッ、明日は5時起きか……

つる植物君、ナイスアシスト

2009-05-21 20:05:41 | キノコ
通勤途中のウンコ山からキノコがたくさん生えてきた。

普通はキノコがたくさん生えるほど撮影に有利になるものだが、ウンコ山の高い位置に生えたものは接近不能(登っても足がめり込み難攻不落)なので、この場合、見た目ほど有利にはならない。しかも所詮はウンコキノコなのでスペシャル地味だ。頑張って撮るほどのものでもないと思うのだが、なにぶんそこは物好きのすること……

ウンコ山をうろつくこと10分、ようやくなんとか絵になるキノコを見つけたので撮ってみた。畑に生えているのをよく見かけるコガサタケの仲間だ。これだけではどうにもサマにならないが、バックにつる植物君(たぶんヤマノイモ)の強力なサポートを得てなんとか及第点か。

このままコガサタケさんとヤマノイモ君が仲むつまじく育つことを祈っている(とかいって、コガサタケは数日後にはしおれて消えるし、そもそもウンコ山は一ヶ月後に茶畑行きが決定してるけど)。

月刊 きのこ人 創刊!

2009-05-18 21:13:22 | キノコ
はじめまして、鳥居と申します。職業・シイタケ栽培、趣味・キノコ撮影、年中キノコ漬けの物好き。以後、お見知りおきを。

「月刊 きのこ人」

これはかならず「キノコビト」と読むように。「キノコジン」と読むと、なんだか宇宙人(バルタン星人とか)みたいですごく怪しいので。いや、ま、どちらにしても怪しいんだけど。

でもって「月刊」。毎日書くほどネタがあるわけじゃなし、隔日?週二?週一?と吟味していった結果、「月刊」になったということで。私がモノグサだということを考えても、月に一度くらいはなんとかなるだろう、と(なんたる及び腰)。
まあ本当のことをいうと、単純に語呂がいいからそうしたまでで、書けるときは毎週でも毎日でも更新しますので、そこんとこ、ご了承ください。

さて初回をと思ったけど、まだあんまりキノコが生えていないようなので、昔撮った写真でお茶を濁すことにしまっす。

私の住んでいるあたりはお茶の栽培が盛んで、場所によっては「一面茶畑 他なんもなし」という激しい(?)土地柄。
こういった場所にはお茶用の堆肥が山盛りになっていたりするので、私のようなキノコ好きは、シーズンオフ中、そういうところに生えるウンコ系キノコ(開設早々汚くて申し訳ない)で気をまぎらすことになります。ウンコ堆肥は自らの発酵熱でホカホカしているので、条件がよければ冬でも生えまするのよ♪(喜ぶことか?)

ハタケコガサタケは傘の直径2センチほどの小型菌。牛糞に生える割には可憐(かれん)でしょ?私のお気に入りの写真。